観光スポット満載のイタリア「フィレンツェ」。歴史地区が世界遺産に登録されており、イタリアでもランキング上位の人気都市です。
治安は良いですし、食事は美味しいし、街並みは美しいし、見どころもいっぱい!観光客にとっては、夢のような名所だと思います。
すべてを鑑賞するには一週間でも足りないほど。
ですが、ここでは二日間でフィレンツェの見どころを巡るモデルコースを紹介します。
わたしが友人とフィレンツェを訪れた際、観光スポットを実際に巡ったコースです。参考にどうぞ。
フィレンツェ観光モデルコース
【一日目】
- 大聖堂(ドゥオーモ)のクーポラから街並みを一望
- アカデミア美術館(Galleria dell' Accademia)でダヴィデ像を鑑賞
- フィレンツェのレストラン「オーリオ・エ・コンヴィヴィウム(Olio e Convivium)」でランチ
- ウッフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)でルネサンス絵画を鑑賞
- フィレンツェのレストラン「オステリア・デッレ・トレ・パンケ Osteria delle Tre Panche」でディナー
【二日目】
- ミケランジェロ広場(Piazza Michelangelo)からフィレンツェの街並みを眺める
- 中央市場(Mercato Centrale)でお土産物探し
- フィレンツェのレストラン「トラットリア・ルッジェーロ Trattoria Ruggero」でディナー
なお、上記コースの場合「フィレンツェカード(Firenzecard)」(85ユーロ/72時間)を購入する必要はありません。個別にチケットを購入した方が安いからです。
ここでは、各観光スポットのチケット購入・予約方法も書いておきますね。
大聖堂(ドゥオーモ/Duomo)のクーポラから街並みを一望【予約必須】
大聖堂(ドゥオーモ/Duomo、正式名称:サンタ・マリア・デル・フィオーレ Santa Maria del Fiore)は、フィレンツェ観光の中心地です。大聖堂(ドゥオーモ)内部の見学のほか、丸天井部分(クーポラ)に上り、街を一望できます。
周辺には洗礼堂(Battistero San Giovanni)、ジョットの鐘楼(Campanile di Giottto)、ドゥオーモ付属美術館などもあります。
もちろん、周辺のモニュメントを全て見学するのが一番良いのですが、お時間の制限もあるかと思います。
ドゥオーモ周辺でどこか一カ所選ぶとすれば、大聖堂(ドゥオーモ)の丸天井部分(クーポラ)です。上から眺める景色は絶景です。都市の景観のあるべき姿を考えさせられました~☆
階段の往復も含めて、見学には所要1時間ほど見ておけば良いと思います。
余談ですが、450段以上もある階段をひたすらのぼります。学生時代にクーポラを訪れた際、友人が靴選びに失敗し、足がマメだらけになってしまった……なんて思い出もあります。イタリア旅行では”歩きやすい靴”は必須アイテムですね。
クーポラは有料/要予約(時間指定)
クーポラは有料/要予約(時間指定)です。
チケットは共通パスになっています。3種類ありますが、クーポラに上る方は①ブルネッレスキ・パス(BRUNELLESCHI PASS)を購入しましょう。
- ブルネッレスキ・パス(BRUNELLESCHI PASS)
- 利用可能施設:クーポラ、ジョットの鐘楼、洗礼堂、ドゥオーモ付属美術館、サンタ・レパラータ教会跡
- 料金:30ユーロ(7~14歳 12ユーロ、0~6歳 無料)
- ジョット・パス(GIOTTO PASS)
- ギベルティ・パス(GHIBERTI PASS)
大聖堂(ドゥオーモ)のみ見学の場合は無料/予約不要です。
共通パス購入(クーポラ予約)方法は2通りあります。
- 共通パス売り場で購入・予約(洗礼堂入場口前、ジョットの鐘楼向かい 他)※現金不可
- 公式サイトで購入・予約
公式サイトからの購入・予約がおすすめです。当日窓口で予約する場合、完売しているとクーポラに入場できません。ご注意ください。
クーポラ(共通パス)のオンライン購入・予約方法
公式サイト(英語)⇒https://duomo.firenze.it/en/home
- メニューから「TICKET」をタップ
- 共通パスを選択し「View details」をタップ
- 共通パスの種類:「BRUNELLESCHI PASS」/「GIOTTO PASS」/「GHIBERTI PASS」
- ※クーポラへ入場できるのは「BRUNELLESCHI PASS」のみです
- 「Buy Products」と書かれたカレンダーから予約したい日時とチケット枚数を選択し「Add to Cart」をタップ
- メールアドレスとパスワードを登録
- クレジットカードで支払いする
- 予約完了
予約変更不可です。
予約したチケット(共通パス)がメールで届きます。印刷して当日受付でQRコードをかざします。指定時間の前後5分以内に入場しましょう。
アカデミア美術館(Galleria dell' Accademia)でダヴィデ像を鑑賞【予約必須】
ミケランジェロのダヴィデ像で有名なアカデミア美術館(Galleria dell' Accademia)。こんなに大きな像をどうやって彫っていったんだろう?と圧倒される思いです。何度かアカデミア美術館でダヴィデ像を鑑賞していますが、ミケランジェロの彫刻には深い意図が隠されているようで、いつもまじまじと見てしまいます。
アカデミア美術館(Galleria dell' Accademia)のチケット購入・予約方法
「アカデミア美術館(Galleria dell' Accademia)」も入場予約しておきましょう。
当日、窓口での購入もできますが、当日券での入場は大変混雑します。または入場できないこともあります。公式サイトでの事前予約がおすすめです。
公式サイト(英語)⇒https://www.galleriaaccademiafirenze.it/en/tickets/
※公式サイトからの予約であっても、チケット代金とは別に、手数料4ユーロがかかります。
- 「BUY ONLINE」をタップ
- 「Eventi」と書かれた欄下、「Galleria Accademia」のプルダウンをタップ
- カレンダーから日付の選択(ページに表示される日付の選択)「Tickets」をタップ
- 次のページで予約時間とチケットの枚数を選択(18~25歳の方は「Reduced,combo and other tickets」ボタンを押し、プルダウンで表示される「Reduced」を選択しましょう。18歳未満の方は「Free」を選択。)
- 「Add to shopping cart」をタップ
- プライバシーポリシーにチェックを入れて「Continue」をタップ
- 「Create account」をタップし、氏名、住所、メールアドレス、パスワードを入力。最後に「Registration」をタップ。
- 「Personal data」で、チケット利用者の氏名、生年月日を入力
- クレジットカードで支払い
- 予約完了
予約したチケットがメールで届きます。印刷して、持参しましょう。
フィレンツェのレストラン「オーリオ・エ・コンヴィヴィウム Olio e Convivium」でランチ
ランチタイムは、街の中心にも割と近い「オーリオ・エ・コンヴィヴィウム Olio e Convivium」でいただきました。こちらも以前来たことのあるレストランです。値段はちょっと高めですが、美味しい料理がいただけます。
一応、予約をしました。ランチタイムであれば、予約は必要ないかもしれません。お客さんには、それなりに正装したイタリア人が何組かいました。わたしたちは観光の途中だったので、スニーカーにTシャツという服装でした。ランチタイムの観光客ですので、ドレスコードについて特に問題なかったように思います。
<店舗情報>
住所:Via Santo Spirito 4
電話:055-265198
ウッフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)でルネサンス絵画を鑑賞【予約必須】
午後は、フィレンツェを代表する美術館「ウッフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)」で過ごしました。日本語オーディオガイドを借りるのに手間取ってしまいました(美術館内を1周してしまいました)。日本語オーディオガイドは、1階で貸し出しています。入場ゲートを通過する前に、係員に尋ねるといいですよ。
オーディオガイド:6ユーロ ※パスポートなど身分証明書が必要
なお、所要時間ですが、わたしの場合はウッフィッツィ美術館に4時間ほどいたと思います。ゆっくりと時間をとって鑑賞されるのをおすすめします。
こちらの美術館はイタリア絵画の傑作を数多く展示しています。なかでも、ボッティチェッリ作品は見どころの一つ。「春 Allegoria della Primavera」や「ヴィーナスの誕生 Nascita di Venere」は誰もがどこかで一度は眼にしたことのある有名な作品ではないでしょうか。キリスト教絵画とは一線を画したモチーフに軽やかさを感じます。
盾に絵が描かれたカラヴァッジョの作品「メドゥーサの首 Medusa」です。日本の美術館では、写真撮影NGのことも多いですが(というかほとんど写真撮影できませんが)、ウフィッツィ美術館はフラッシュなしの写真撮影はOKです。というわけで、わたしの好きなカラヴァッジョの絵もカメラに収めました。
ウッフィッツィ美術館(Galleria dell' Accademia)のチケット購入・予約方法
ウッフィッツィ美術館(Galleria dell' Accademiaも予約必須です。
公式サイト(英語)⇒https://webshop.b-ticket.com/webshop/webticket/eventlist?language=en&production=1
※公式サイトからの予約であっても、チケット代金とは別に、手数料4ユーロがかかります。
予約方法はアカデミア美術館を参考にしてください。
フィレンツェのレストラン「オステリア・デッレ・トレ・パンケ Osteria delle Tre Panche」でディナー
居酒屋風のレストラン「オステリア・デッレ・トレ・パンケ Osteria delle Tre Panche」で夕食をとりました。
フィレンツェの街の中心からは離れているので、往復タクシーを利用。店内はわずかな間接照明だけのバーのような雰囲気。地元のお客さんで賑わっていました。
味は……、あまりうまく表現できませんが、観光客向けではないかもしれません。気軽に飲みながら食事をできる場所としてはいいかも。ここでしたら、一人で食事もOKだと思います。
<店舗情報>
住所:Via A.Pacinotti 32/R
電話:055-583724
ミケランジェロ広場(Piazza Michelangelo)からフィレンツェの街並みを眺める
ミケランジェロ広場へ行くためにバス12番に乗車
ミケランジェロ広場に行くために、12番バスに乗車しました。バス停は、ホテルから5~6分歩いた場所にありました。アルノ川に面したバス停「Pescaia di santa Rosa」です。チケットは途中で見つけたタバッキで往復分を購入。朝の時間のせいか、各方面に向かうたくさんのバスが行き交っていました。バスは定刻から5分遅れで到着。満員ではありませんでしたが、想像以上に人が乗っていました。
バスに乗り20分ほどでミケランジェロ広場に到着。かなり曇っていて、今にも雨が降りそうな気配……。
ミケランジェロ広場は高台に位置していますので、フィレンツェの街並みを一望できます。晴れていればもっときれいな写真が撮れたはず……なのですが、あいにくの曇天。それでも、哀愁を帯びた朝のフィレンツェの風景を堪能しました。ここを訪れたのはこれで4度目になります。天気の良い日にはとても素晴らしい景色を楽しめます。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで13番バスに乗車
ミケランジェロ広場からサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで13番バスに乗車。所要20分ほどです。
中央市場(Mercato Centrale)でお土産探し
お土産の購入場所として、わたしのお気に入りは中央市場。なかでも、「L'Angolo dei Sapori」というお店を利用させていただいています。オーナーの奥様が日本人。買い物がしやすいです(お店にいらっしゃいます)。ワインのセレクトが絶妙で、日本では手に入らないワインもたくさん置いてあります。ワインのほかに、チーズやパスタ、オリーブオイル等も販売されています。こちらのお店から日本に郵送をしていただけるので、ワイン好きのわたしは、こちらで購入したワインを何度か郵送してもらいました。
<店舗情報>
住所:中央市場内
電話:055-293097
営業時間:7:00-14:00(日曜・祝日休み)
フィレンツェのレストラン「トラットリア・ルッジェーロ Trattoria Ruggero」でディナー
夕食は、「トラットリア・ルッジェーロ Trattoria Ruggero」でいただきました。
前回のフィレンツェ旅行でとても気に入り、今回は再訪になります。料金も手ごろですし、お店の方も気さくで居心地が良いです。この店の看板メニュー(とわたしが勝手に思っている)は「スパゲッティ・アッラ・カレッティエラ Spaghetti alla carrettiera」。唐辛子のきいた辛めのパスタです。日本にもありそうで、実はなかなか味わえない一品。家庭的なフィレンツェ料理を味わいたい方にはおすすめのレストランです。徒歩での訪問にはちょっと遠いので、往復タクシーを利用しました。
フィレンツェのレストラン「トラットリア・ルッジェーロ」についてはこちらの記事でも書いています。
フィレンツェ観光におすすめのホテル
フィレンツェ観光の際に宿泊するホテルをお探しの方は以下の記事を参考にどうぞ。ラグジュアリーな高級ホテルからコスパの良いホテルまで紹介しています。参考にどうぞ。
最後に、「現地オプショナルツアー」を上手に利用しよう!
フィレンツェの観光スポットを効率よく回るには現地オプショナルツアーを上手に利用しましょう。
わたしはよくベルトラの現地オプショナルツアーを利用しています。
検索窓に「フィレンツェ」など検索ワードを入力してみてくださいね。
このページでは紹介しきれなかったフィレンツェの観光スポットはまだまだたくさんあります。
以下の名所もおすすめです(他にもたくさんあるのですが、記事にできていません^^;)。お時間のある方は参考にどうぞ。
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