アッシジ観光2日目は、城壁外にある「サン・ダミアーノ修道院(Convento di San Damiano)」と「カルチェリの庵(Eremo delle carceri)」へ足を運びました。あいにくの天気で、雨が降ったりやんだり。傘を差しながらの散策になりました~。
とはいえ、結局この日だけでも、15キロメートルは歩いたんじゃないかなぁっと思います。
持参した万歩計が”2万歩”をこえてましたので 😮
目的地そのものより、歩いた行程が思い出になりました~♪
目次
・サン・ダミアーノ修道院(所要20分)
・カルチェリの庵(所要1時間半)
※所要時間はおおよその観光時間です。移動は含まれていません。
サン・ダミアーノ修道院(Convento di San Damiano)へ
ホテルの無料wifiでインターネットに接続し、アッシジのお天気をチェック。
……「曇り時々雨」の予報でした。
傘をバッグに入れて出かけました。
アッシジの東側に位置する「ヌオーヴァ門 Porta Nuova」。
この門を通り抜けて、すぐ右手の公園の脇を進みます。
駐車場を通り抜けて、道なりに行きます――。
道中には、可愛らしい小屋があったり。
素朴な田園風景が広がっていたり。
オリーブ畑ですね☆
方向はこっちであってるのかなぁっと、やや不安になった頃。
「S.Damiano →」の標識を見つけてひと安心。
なが~い、下り坂。帰りが大変そう……。っと思いました。
そうして、ようやく、サン・ダミアーノ修道院に到着。
サン・ダミアーノ修道院について、「芸術と歴史の街 アッシジ」(出版:CASA EDITRICE BONECHI)から引用します。
”周囲の住民が祈りを捧げるために7世紀頃に建てられた祠(ほこら)だったが、13世紀には廃墟として放置されていた。フランチェスコは二十歳過ぎからここに通っていた。この教会の再建を命じる神の声を聞いてからは、彼の新しい生活の中心になった。聖女キアラが彼と同様に世俗を捨てたとき、フランチェスコはこの地を彼女に与えた(キアラはサン・ダミアーノで42年間過ごした後、ここから天に旅立っていった)”
”現在ここには少数のフランチェスコ会修練僧が暮らしている”
たしかに、修道服を着た若い男性が出入りするのを見かけました。
また、外には巡礼者用の水飲み場もありました。
こちらの修道院は、巡礼地のひとつになっています。
サン・ダミアーノ修道院を訪れたあと、一旦、アッシジの町へ戻りました。
カルチェリの庵(Eremo delle carceri)へ
それから、「カルチェリの庵」を目指しました。
アッシジ歴史地区の中心から約4キロメートルの道のり。
徒歩で約1時間ほど。
標高800メートルの場所に位置していますので、ハイキングです。
というわけで、坂道をひたすらのぼります。
道が濡れているのは、雨のせいです。傘をさしたり、畳んだりしながらのぼりました。
斜面に植えられたオリーブの木が清々しい気分にさせてくれます。
途中、「大城塞/ロッカ・マッジョーレ」を一望できるスポットがありました。前日に行った場所だったのですが、高みから俯瞰すると、また違った一面を見ることができました。霧が出ていたので、ちょっとした”天空の城”のような姿でした 😀
郵便配達の方とすれ違いました。えっ?こんなところに郵便配達?家があるの?っと思って、周りをよく見ると、確かに門があり、人が住んでいるような場所がありました。ちょっと、不便そうですが、自然に囲まれて豊かな生活が送れそうですよね 🙂
「EREMO←1Km」という標識を発見。カルチェリの庵まであと1キロメートル。
そして、ようやく到着。
カルチェリの庵は、聖フランチェスコや修道士たちが時々訪れては祈りを捧げていた場所です。当時は小さな祈祷所だったそうですが、現在では小さな修道院となっています。正面のアーチ型の扉を抜けて中に入ると、教会があります。さらに、その下の階には、「聖フランチェスコの洞窟」という、聖フランチェスコが寝室として使った岩の洞窟があるそうです(わたしは、教会の中に入らなかったので、実際に見学できるかどうかは不明です)。
修道院を囲む森も、聖フランチェスコら修道士の祈りの場でした。
当時の様子が再現されています。
小さな礼拝堂がいくつかありました。
現在もこのような小さな礼拝堂で祈りを捧げる人がいらっしゃるのでしょうね。明かりが灯され、花が添えられていました。