スペルガ大聖堂(Basilica di Superga)は、イタリア・トリノの東側に位置するスペルガの丘(Collina di Superga)の頂に建てられています。標高約670メートルのこの丘は、アルプス山脈やトリノの街並みを一望できる絶好のロケーションです。
スペルガ大聖堂のクーポラからの眺めは思い出に残るものとなりました。トリノの市街地からはやや距離がありますが、足を運んでよかったなと思いました。
ガイドブックで世界遺産として紹介されていましたので、スペルガ大聖堂まで行きました。ですが、あらためてユネスコのサイトを検索したところ、わたしの勘違いかもしれませんが、明らかにそれとわかる記載はなかったような気がしました(?)。
とはいえ、世界遺産かどうかにかかわらず、素晴らしい景色を見ることができてとても感激しました。
というわけで、スペルガ大聖堂への半日旅をレポートします(2024年12月に訪問しました)☆
スペルガ大聖堂へのアクセス(トリノ駅前から68番バスに乗りました)

トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ ( Porta nuova ) 駅前のバス乗り場から、68番バスに乗りました。
トラムでも行けるようですが、google mapの道案内に従いバスに乗車。
バスのチケットは駅の売店タバッキで1日券を買いました。売店の男性が有効期限を丁寧に教えてくれました。「有効期限は24時間じゃないよ、今日の夜までだよ!」。

バスの車窓からは、丘の上にあるスペルガ大聖堂(Basilica di Superga)を見ることができました。

サッシ・スーペルガ(SASSI-SUPERGA)という停留所で降ります。

バス停から少し歩いて、登山電車(La Tranvia Sassi-Superga)のサッシ(Sassi)駅まで行きます。始発の9時よりも少し早く着いたので、まで駅の門が開いていませんでした(写真はオープン後のものです)。駅の周りをウロウロ歩いて時間をつぶしました。

時刻表は季節により異なります。公式サイトでチェックしてくださいね(時刻表「orari」で確認できます)。
⇒【時刻表】La Tranvia Sassi-Superga
チケットは、駅舎のなかの自販機で購入できます。クレジットカードで買えました。(トリノ・ピエモンテカードの提示で割引有)

登山電車はレトロな内装で、子供も喜ぶと思います。
スペルガ駅に到着

スペルガ駅から少し歩くと、アルプス山脈の絶景を一望できます!とても美しい景色で感動しました!
スペルガ大聖堂のチケット売り場

スペルガ大聖堂の見学エリアは3つあります。
- クーポラ
- 大聖堂内
- サヴォイア王家の墓と住居
このうち、3.サヴォイア王家の墓と住居についてはガイドツアーのみでした(ガイドツアーはチケット売り場で申し込めます)。
わたしは1.クーポラと2.大聖堂内の見学のみにしました。というのも、3のガイドツアーは所要1時間ほどで、イタリア語のみだということでした。チケット売り場の方に、とても興味深いものだから参加するといいよと勧められましたが、息子(6歳)が1時間もの間、ガイドツアーに大人しくついてこれるとは思えず。。。わたし自身はとても参加したかったのですが、あえなく断念しました。
なお、チケット料金については、トリノ・ピエモンテカードの提示で1~3いずれも無料です。
スペルガ大聖堂のクーポラ

クーポラへの入り口は、建物内部にあります。131段あるという階段を一段一段上ります。階段の通路は狭く、降りてくる人と交差するのが大変なほどです。

そして、階段をのぼり終えると、外へ通じるバルコニーへ出られます。このバルコニーからの景色が絶景でした!

地上から見上げるとはるか上空にある鐘も、クーポラのバルコニーからは間近に見え、ずいぶん上までのぼってきたなぁっと感慨深かったです。
スペルガ大聖堂内部

スペルガ大聖堂は建築家フィリッポ・ユヴァッラ(Filippo Juvarra)によって設計されました。
ウィキペディアによると、
教会作品のうち、1715年から15年かけて築いたスペルガ聖堂と、1716年から5年かけて築いたヴェナリーア・レアーレの礼拝堂は、ともにトリノの近くにあって、壮観なものである。前者は、イタリアのすべてのバロック様式の聖堂のうちでもっともすばらしいものとされ、オーストリアのメルク修道院やスイスのアインジーデルン修道院に比較される。
らしいです。

さきほど、上まで行ったクーポラも内部から構造を見ることができました。
最後に
今回は、クーポラと教会内部の見学で終わりました。また次回訪問させていただく機会があれば、サヴォイア王家の墓と住居のガイドツアーに参加してみたいです☆