シエナ歴史地区のリストランテ・エンツォ「Ristorante Enzo」。明るく広々とした店内で、山の幸から海の幸まで幅広い料理を楽しめます。定番の郷土料理にもひと工夫のアレンジが加わり、こちらのレストランでしか味わえない一皿となっている、という印象でした。
凝った演出で食事を盛り上げてくれます
Conchiglie ai porcini su parmigiano 16ユーロ
プリモピアットは、ポルチーニ茸とパルミジャーノチーズのパスタ。パスタは、コンキッリェ(貝型)です。
こちらの料理、お店の方が目の前で、調理(最後の仕上げ)をしてくれます。写真ではちょっと見えにくいのですが、実は、小さな炎を上げながらチーズを溶かしてくれています。
おおかたチーズが溶けると、そこへシェフがやってきてました。鍋をかたむけ、中からパスタとソースを投入します。なかなか派手な演出に楽しませていただきました。
そして、問題のお味は?というと……、一緒に行った人が食べたのですが、やや塩辛かったみたいです。とはいえ、もしかすると、これが伝統に従った味付けかもしれません(トスカーナ地方の伝統的な味付けはやや塩辛いのだと、どこかで聞いたことがあります)。
ちょっと珍しい生卵入りのポルチーニ&トリフのパスタ
Tagliatini al tosso d'uovo con filetti di funghi porcini e tartufi 19ユーロ
ポルチーニ茸、トリフ、そして、生卵の黄身が入ったタリアティーニ(タリアテッレよりやや細めの麺)。こちらもプリモピアットです。
卵の味が濃厚でした。こちらも、やや塩辛かったです。
Chianina ai Funghi Porcini 24ユーロ
セコンドピアットは、キアーナ牛のステーキです。ポルチーニ茸が添えられています。Tボーンステーキのような豪快さはなく、繊細な舌触りでした。
白を基調とした上品なリストランテ
白い壁に抽象画のようなシンプルな絵が飾られており、上品なインテリアに囲まれて食事が楽しめました。居心地のいい雰囲気です。リストランテですが、かしこまった正装は必要ないかと思います。カジュアルな服装でも大丈夫です。
<店舗情報>
住所:Via di Camollia,Siena
電話:+39 577281277