芸術家に愛されたアマルフィ海岸の別荘地「ラヴェッロ」観光スポット&行き方

2017.06.21 
         

南イタリア・アマルフィ海岸「ラヴェッロ Ravello」。海岸線に位置する町とは思えないほど、柔らかな光と繊細な風が吹いています。 音楽家や小説家がこの町で芸術的インスピレーションを得たというエピソードに、なるほどと思える不思議な魅力がありました。

実際にラヴェッロの小路を歩き、かつての貴族の別荘(ヴィッラvilla)を訪れてみると、わたしのような鈍い人間でも何となく詩的で感傷的な気分に。特別な場所に来たんだなという、旅の醍醐味のようなものを感じられる町でした。

この記事では、ラヴェッロの観光スポットや行き方等を紹介します。写真や言葉では伝えきれない魅力にあふれています。皆さんも是非、実際に足を運んで町の魅力を味わってみてくださいね☆

前回の記事をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
南イタリアの至宝アマルフィ海岸「ポジターノ」観光

 

アマルフィ海岸「ラヴェッロ」について

ラヴェッロは、ローマ帝国時代の貴族が戦禍を逃れるために築いた町。中世時代に最盛期を迎えます。ドゥオーモが建設され、金持ちの別荘が立ち並びました。

その後、一旦は寂れてしまうものの、19世紀にイギリス人貴族により再建

中世時代のデザインをベースに、邸宅や庭はイギリス風のアレンジを加えられています。特に庭の木々や草花はイングリッシュガーデンのような様相です。また、19世紀頃に流行した”新古典様式(ネオクラシック)”の影響も受けています。

石造りの壮麗な建物や美しい庭は訪れる者を魅了します。
そして、庭の木々は日光を優しく遮り、涼しい風の通り道に。

 

アマルフィ海岸「ラヴェッロ」観光スポット

 ヴィッラ・チンブローネ Villa Cimbrone

ラヴェッロの最南端に位置する「ヴィッラ・チンブローネ」
11世紀に建設された別荘(ヴィッラvilla)です。

名前の由来は、かつての地名” チンブロニウム Cimbronium”。
「ヴィッラ・チンブローネ」は切り立った崖の上にあります。
崖の上の土地が”チンブローネ”と呼ばれていたんですね。

19世紀にイギリス人貴族によって購入されたのをきっかけに美しさを取り戻しまた。

 

現在、建物は5つ星ホテルになっています。
残念ながら、ホテル滞在者でなければ、建物のなかに入ることはできません。

 

庭園は一般公開されています。
ホテルに滞在しない場合も庭園のなかに入れます。

入場料を支払い入口を抜け、庭園内を真っ直ぐに進みます。
海に向かって張り出したテラスに出ることができます。

 

テラスからは空とティレニア海、アマルフィ海岸のパノラマを一望

ただ静かに、景色を眺めるにはうってつけの場所。
大人のバカンスを満喫させてくれるテラスですね。

 

庭園は、ギリシャ風の神殿や彫像で飾られています。

18~19世紀頃に流行した「新古典様式(ネオクラシック)」の要素が取り入られています。新古典様式とは、古代ローマ時代や古代ギリシャ時代の建築様式を真似たもの。

石造りの小さな神殿には女神像が立っていました。

 

庭園では花々が美しく咲き乱れていました。アジサイ、バラ、ラベンダーなど四季折々の花が、庭園を彩っています。訪れる者を自然の中にいるような気分にさせてくれます。

テラスからの眺望のほか、庭園内の花々も楽しめる「ヴィッラ・チンブローネ」でした。

<ヴィッラ・チンブローネ Villa Cimbrone情報>

  • 開園時間:夏季9:00~20:00 冬季9:00~日没
  • 入園料金:7ユーロ(アルテカードの割引あり)
  • 観光所要時間:30分

 

 ヴィッラ・ルーフォロ Villa Ruforo

「ヴィッラ・ルーフォロ」は町の中心に位置しています。
13世紀に建設された邸宅です。

当時、権勢を誇っていたルーフォロ一族によって建てられました。

 

ルーフォロ一族はアラブ・ビザンチン様式を取り入れながら「ヴィッラ・ルーフォロ」を華やかに飾りました。現在でも、回廊付きの中庭に当時の面影をみることができます。

 

そして、庭園の美しさもさることながら、海辺の別荘らしくテラスからの眺めは素晴らしいです。海側に張り出したテラスが展望台となっています。

 

テラスからアマルフィ海岸のパノラマを一望。空とサレルノ湾、海岸線に立ち並ぶ家々を高みから見下ろすことができます。

 

サレルノ湾の眺望とともに、眼下にはアンヌンツィアータ教会。教会の2つの丸屋根は、まるでカップルが寄り添い海を眺めているようです。

 

19世紀、「ヴィッラ・ルーフォロ」はスコットランド人貴族の手に渡りました。庭園は今でも美しく整えられ、緑の木々や色鮮やかな花々が訪れる人を迎えてくれます。

作曲家ワグナーは「ヴィッラ・ルーフォロ」の庭園や景色に着想を得、オペラ「パルジファル・第二幕・クリングゾールの魔法の園」を完成させました。

庭園内ではワグナーの曲がBGMとしてゆったりと流れています。

<ヴィッラ・ルーフォロ Villa Rufolo情報>

  • 開園時間:夏季9:00~21:00 冬季9:00~日没
  • 入園料金:5ユーロ(アルテカードの割引あり)
  • 観光所要時間:60分

 

 ドゥオーモ Duomo

2つのヴィッラを訪れた後、さらに時間があればドゥオーモを見学しましょう。

ドゥオーモは11世紀、法王ヴィットーレ三世により建設されました。アラブ・ビザンチン様式の影響を受けており、正面中央のブロンズの扉はコンスタンティノープルで鋳造されたもの。内部にはモザイクで装飾された説教壇があります。

<ドゥーモ Duomo情報>

  • 開館時間:9:00~12:00、17:30~19:00

 

 町歩き La Passeggiata

ドゥオモの正面左手にある階段道は「ワグナー通り Viale Richard Wagner」。作曲家リヒャルト・ワグナーにちなんで名づけられた道です。町のほぼ中央に位置していますが、とても静かです。ワグナーもこの道を通ったのでしょうね。

 

入り組んだ小路を気ままに歩いてみると、皆さんそれぞれいろいろな思いが浮かんでくるのではないでしょうか。現在や過去、未来のこと・・・etc。どこか感傷的で詩的な気分を味わいながら、散策してみると思いがけないアイデアを思いつくかもしれません☆

 

アマルフィ海岸「ラヴェッロ」への行き方

ラヴェッロへのバスでの行き方を紹介しますね。

サレルノ側、ソレント側、いずれからアクセスするにせよ、まずはアマルフィに出ましょう。アマルフィからラヴェッロ行きのバスに乗車します。

  • バス停:アマルフィのバスターミナル。海側を背にして右側の屋根付きバス停
  • 行き先:RavelloまたはScale
  • 下車停留所:Ravello
  • 料金:1.2ユーロ(片道)*チケットはバスターミナルの道路を挟んで向かい側のタバッキで購入できます。往復分買っておくと便利です。
  • 所要時間:30分
  • 時刻表:6~24時まで30分おき
  • 運行会社:SITAsud(http://www.sitasudtrasporti.it/)

夏のバカンスシーズンは、バスに乗車する人がとても多いです。場合によっては座れない場合もあります。基本的にイタリアではバスの車内でエアコンがきいていません。とても暑いです。水やタオルを準備しておきましょう。

 

★旅行記の続きはこちら
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