アマルフィビーチの一角。
海の家さながらに店を構えるリストランテ「マリーナ・グランデ Marina Grande」。
リストランテとして料理を提供している一方で、バールとして、お酒やコーヒーだけのお客でも快く迎えてくれます。
私はガッツリ食事を楽しむべく、ランチタイムに行ってきました♪
海岸線の通りからは一段下がった場所に入口があります。ビーチに続く道を歩く感覚で、レストランの扉を通り抜けます。海沿いのレストランならではのアプローチですね。
店内は思ったよりも広々としていました。砂浜に張り出したテラス席のおかげかもしれません。テラス席の隅には日差しをよける白いパラソルが並び、パラソルの先にはアマルフィの町並みが広がっています。開放感たっぷり。
私たちは眺めの良いテラス席に案内されました（オープンタイムに予約していた甲斐がありました(*'ω'*)）。空と海、ビーチを眼下に見渡しながら食事を楽しむことができます☆冷えた白ワインによく似あう風景。最高に気持ちの良いひと時となる予感。
前菜はサービスしてくださいました。
（というより、お通し的なものかもしれません）
南イタリアの定番アンティパスト。トマト＆チーズ。プチトマトよりも大きく、普通よりは小さめの真っ赤なトマト。味は甘くとっても新鮮でした。トマトの間に挟まっているのは、酸味のあるフレッシュチーズ。チーズの名前をしっかり聞けば良かったのですが、何だか雰囲気に飲まれ、ボーっとしていたので、聞きそびれてしまいました。
トマトとタイムの風味をあしらった海の幸のリゾット。
「Risotto vialone nano veronese IGP acqua di mare. Pomodoro scottato, gamberi, timo」（18ユーロ）
”Risotto vialone nano veronese IGP”は、イタリア産のお米の一種。
”IGP”が付いているので、品質認定されたお米ですね。
お米が魚介の旨みをぎゅっと吸い込んでいました。
でも、決して味が濃いわけではありません。
絶妙な出汁と塩加減です。
日本のイタリア料理店ではなかなか食べることのできない一品でした。
海の幸のシャラティエッリ。
「Scialatielli "cheff Enrico Cosentino", frutti di mare, pomodorini」（16ユーロ）
シャラティエッリ scialatielli は、アマルフィ海岸のご当地パスタです。
日本で言うところのきしめんのような感じ。
麺1本で、日本でいただくスパゲティの3本分くらいの分量があります。
ボリューム満点。
こちらのレストランのシャラティエッリはシェフのお手製ということでした。こだわりが垣間見れますね。とっても美味しかったです。
ホタテのグリル（ズッキーニのマリネ添え）。
「Capesante alla plancia, sesamo bianco e nero, zucchine scapece, menta」（ハーフ・8ユーロ）
南イタリアでは魚介を満喫すべく、魚やエビ、貝類を積極的に注文しました。で、こちらのレストランのセコンドピアットでは、ホタテを選択。
イタリアの貝類と言えばムール貝ですが、アマルフィ海岸では様々なホタテ料理に出会えました☆
ホタテのグリルはシンプルな味。ホタテに添えられたズッキーニのマリネ（zucchine scapece）は、ナポリのご当地料理みたいです。
バニラジェラートのミルフィーユ、ラズベリーソース添え。
「Millefoglie caramellata, gelato alla vaniglia, salsa lamponi」（8ユーロ）
サクサクッとしたミルフィーユのなかにはバニラジェラートが入っていました。ラズベリーの酸味がバニラの甘さをおさえてくれます。
いつもティラミスばかり食べているので(*'ω'*)、たまには創作っぽいドルチェもいいなぁっと思いました。
最後に
今回ご紹介した「マリーナ・グランデ Marina Grande」は、美味しい料理だけでなく、アマルフィ海岸の景色を満喫できるレストランです。バールも併設しており、ちょっと喉を潤したいというお客にも対応してくれます。カジュアルな服装でもOK。アマルフィ旅行の途中で時間があれば、のぞいてみてはいかがでしょうか。もし、眺めの良いテラス席での食事をご希望であれば、予約をしておく方がよいですよ☆
＜レストランデータ＞
Marina Grande
住所：VIALE DELLE REGIONI 4
電話：+39 089 871129