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ヴェネツィア

ベネチア「ドゥカーレ宮殿」の予約方法や見学ポイントを紹介します!

2016-08-02

世界遺産ベネチア(ヴェネツィア Venezia)の観光名所のひとつ「ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale」。黄金の階段、ティントレット作の油絵『天国』、牢獄、ため息橋と、見どころいっぱいです。このページでは、「ドゥカーレ宮殿」のチケット予約(事前購入)方法や見学ポイントなどを紹介します♪

「ドゥカーレ宮殿」チケットの予約(事前購入)まとめ

「ドゥカーレ宮殿」の窓口で並びたくない!という方は、現地のインフォメーションセンター(空港、サンタ・ルチア駅前等)でチケットを事前に買っておきましょう。飛行機や鉄道でヴェネツィアに到着した際、立ち寄ると良いですね♪

インターネットで購入する方法もあります。

MUVE(公式サイト)

ヴェネツィアの美術館・博物館の公式サイトです。「Doge's Palace ドゥカーレ宮殿」の英語ページから、「Buy  your ticket online」をクリック。「viva ticket」というサイトが表示されます。「ACUISTA 購入する」のボタンを押して、所定の必要事項を記入します*。

WEEKEND in ITALY

こちらのサイトは日本語ページがあります。別の美術館の予約時に何度か利用したことがありますが、決済から入場まで問題なく手続きできたので、怪しいサイトではないです。

*管理人からひとこと*
先日「ドゥカーレ宮殿」に行ってきました。窓口で混み合うことが予想されましたので、あらかじめチケットをネット購入しておこうと公式サイトを見てみました。「Acquista online(オンライン購入)」ボタンをクリックすれば、オンラインでチケットを買えるはず?なのですが、なぜか購入できませんでした……。結局、それほど高い料金ではなかったので現地オプショナルツアー(日本語)を利用しました。

▼「サンマルコ寺院へは専用口から入場!ヴェネツィア半日市内観光ツアー」に参加しました(ドゥカーレ宮殿の見学も含まれています)。半額キャンペーンをやってたりします。

VERTRA(現地オプショナルツアー)

ネット予約専門の旅行代理店です。「ドゥカーレ宮殿」に入場するいくつかの現地オプショナルツアーを安く提供しています

「ドゥカーレ宮殿」のチケットの種類と入場料

「ドゥカーレ宮殿」を見学するには、他の美術館等を含む「共通券」の購入が必要です。ご予定に合せてチョイスしてみてください(詳細は上記のMUVE公式サイトでもどうぞ)。

①「I MUSEI DI PIAZZA SAN MARCO サン・マルコ広場周辺共通券」

料金:30ユーロ
共通券の使える施設:
・Palazzo Ducale(ドゥカーレ宮殿)
・Museo Correr(コッレール博物館)
・Museo Archeologico Nazionale(国立考古学博物館)
・Biblioteca Marciana(国立マルチャーナ図書館)

②「MUSEUM PASS 美術館・博物館共通券」

料金:40ユーロ
共通券の使える施設:
①の見どころに加え、以下の見学が可能
・Ca’ Rezzonico – Museo del Settecento Veneziano(カ・レッツォーニコ)
・Casa di Carlo Goldoni(カルロ・ゴルドーニの家)
・Museo di Palazzo Mocenigo(モチェニーゴ宮博物館)
・Centro Studi di Storia del Tessuto e del Costume(織物服飾歴史センター)
・Ca’ Pesaro(カ・ペーザロ)
・Galleria Internazionale d’Arte Moderna(近代アート美術館)
・Museo d’Arte Orientale(東洋美術館)
・Museo del Vetro – Murano(ガラス博物館―ムラーノ島)
・Museo del Merletto – Burano(レース博物館―ブラーノ島)
・Museo di Storia Naturale(自然史博物館)

時間に余裕がある方は②がいいですよね。ヴェネツィアの街並みを散策しながら、美術館や博物館をゆっくりみてまわれたら、なんて優雅なのでしょう……★わたしもいつか、ヴェネツィアの美術館巡りをのんびりやってみたいな。

「ドゥカーレ宮殿」内部の見学ルートはどうなっているの?

さて、チケットを手にいれた後は、実際に「ドゥカーレ宮殿」を実際に見学することになりますが、見学ルートはどのようになっているのでしょうか?

建物内部の地図はヴェネツィアの美術館サイトに掲載されています(PDF)。プリントアウトして持参すると便利ですよ。上の階から順番に下の階へ、各フロアを見学しましょう。ちなみにイタリアでは、地上階を「0階」と表記します。「1階」と表記されていれば、日本の「2階」に相当します。

▼ドゥカーレ宮殿内の地図
http://palazzoducale.visitmuve.it/wp-content/uploads/2016/02/Guida-Ducale-ENG.pdf

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絶対見逃せない見学ポイント7つ

「ドゥカーレ宮殿」は、かつて、ヴェネツィア共和国の最高責任者(ドージェ Doge)の官邸として利用された場所。海上貿易で巨万の富を得たヴェネツィア共和国の官邸にふさわしく、金箔をふんだんに使った装飾やヴェネツィア派と呼ばれる著名な画家たちの作品で豪華に飾られています。一方で、建物の一部には牢獄があり、ちょっとダークな一面も。ヴェネツィア共和国の”光”と”影”を今に残す、貴重な文化遺産となっています。

このページでは7つの見学ポイントに絞ってご紹介します。

実際はさらに見どころ満載ですよ(^^♪

黄金の階段 Scala d'Oro

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ヴェネツィア共和国時代、議員や貴族、外国から来た要人など限られた人だけが通ることを許された「黄金の階段」。その呼び名にふさわしく、金箔がふんだんに使われ装飾されています。1階から2階へ続く階段です。

『ヴェネツィアへ贈り物を捧げるユノ Giunone che sparge i suoi doni su Venezia』(ヴェロネーゼ Veronese作)

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2階「十人委員会の間(Sala del Consiglio dei Dieci)」の天井画、若き日のヴェロネーゼの有名な作品です。画面上のブルーの着衣をまとったローマ神話で最高位の女神ユノが、画面下の女性に、黄金と王冠(富と権力の象徴)や、月桂樹の冠(勝利と栄光の象徴)を天上より授けている場面を描いています。画面下の女性は、ヴェネツィアの擬人化です。ヴェネツィアの権威の正当性を称え、その絶大な力を誇示することを意図して描かれたものです。

ヴェロネーゼは、特徴的な青色を描く画家として有名です。彼の描く青色は「ヴェローネーゼ・ブルー(グリーン)」と言われています。実際に天井画をご覧になると、青色のきらめく美しさに目が留まるかと思います。

『祈りを捧げるグリマーニ総督 Il Doge Grimani adora la Fede』(ティツィアーノ Tiziano作)

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ヴェネツィア派絵画の重鎮ティツィアーノ。80年以上も絵を描き続け、300点以上の作品を後世に残しています。当時のヨーロッパ各地の君主や権力者に愛された画家でもありました。そういえば、ヨーロッパを旅していると、あちこちの美術館や教会で彼の名を目にします。

2階「4つの扉の間 Sala delle Quattoro Porte」にも彼の作品が。ヴェネツィア共和国の総督グリマーニが、十字架をもつ女性にひざまずき、忠誠を誓っています。十字架をもつ女性は、ヴェネツィアを象徴的に擬人化したものです。

大評議会の間 Sala del Maggiore Consiglio

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2階の大運河に面した「大評議会の間」。高さ53メートル、幅25メートルの驚くほど大きな部屋です。ヨーロッパで一番広い部屋とも称されています。ヴェネツィアが共和国だった時代には、最高意思決定機関機関として発足した大評議会(Maggior Consiglio)が開催されていました。多い時で2000人もの人が集ったのだとか。

『天国 Paladizo』(ティントレット Tintoretto作)

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「大評議会の間」の正面の壁一面に描かれている「天国」。ヴェネツィア派の画家ティントレットの作品です。世界一大きなキャンバス画と言われています。

ため息橋 Ponte dei Sospiri

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「ドゥカーレ宮殿」では裁判も行われていました。有罪になった罪人は投獄されるわけですが、牢屋は運河を隔てた向かい側にありました。宮殿と牢屋をつなぐ橋は、「ため息橋」と呼ばれています(罪人が、”ため息”をつきながらこの橋を渡ったことに由来します)。上の写真は、「ため息橋」から外の風景を撮ったものです。

牢獄 Prigioni

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かつて牢獄として使われた部屋が展示されています。窃盗などの軽犯罪者が収容されていたのだとか。

<ドゥカーレ宮殿データ>
住所:San Marco 1, 30124 Venezia
開館時刻:
4月~10月 8:30~19:00(最終入場18:00)
11月~3月 9:00~18:00(最終入場17:00)

わたしの参加した現地オプショナルツアーはこちら↓

サンマルコ寺院へは専用口から入場!ヴェネツィア半日市内観光ツアー

日本人のベテランガイドさんの説明がとても分かりやすかったです♪


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