一眼レフカメラを持つと絶対に欲しくなる三脚。シャッタースピードが遅くなる暗所でもピントを合わせるためには必需品です。旅先の絶景スポットをカメラに収めるのにもホント役立ちます。
私は海外旅行に行くときには必ず三脚を持参します(*'ω'*)
カメラリュックに三脚を入れ、首にはカメラをぶら下げて。観光スポットを巡ったり絶景スポットを探したり。
- フルサイズ一眼レフカメラの重量が約1.5kg。
- 三脚の重量が約1kg。
カメラと三脚で合計3㎏未満が許容範囲の重量かなって思ってます。
水やガイドブックなどもありますし、カメラと三脚で3kg以上の重量になると、旅先で歩き回るのがちょっと辛いです。
男性ならもう少し重くても大丈夫かもしれません☆
三脚は持ち運びを考えると軽量タイプがいいのですが、軽量過ぎると安定性を欠きますよね。安定性と持ち運びのしやすさでバランスの良い三脚を選ぶのって難しい。。。
というわけで、旅行用の三脚をお探しの皆さまに向けて、今回の記事では軽量&コンパクト&安定性ありの三脚「ベルボン ウルトレック(UT)」を紹介します☆
色々と検討し、カメラ屋の店員さんに相談して私自身も購入済みです。
実際に使ってみたところ、軽量でコンパクトに畳めますし、一眼レフカメラを載せても耐えられる安定感もありました◎。旅行好き&カメラ好きの皆さんにおすすめできるアイテムだと思います♪
三脚選びに迷っている方は候補に加えてみてはいかがでしょうか?
三脚のおすすめメーカー「ベルボン(Velbon)」とは?
「ベルボン(Velbon)」は日本を代表する三脚・一脚メーカー。創業から60年を越える歴史の長い会社でもあります。日本でのシェアは長らく2番手でしたが、2016年、2017年とシェアNO.1に輝いています(出典:BCN AWARD)。今後も日本の三脚・一脚部門を牽引することが期待されているメーカーです。
三脚をコンパクトに折りたためる&軽い!一眼レフユーザーに人気「UTシリーズ」の魅力
「ベルボン(Velbon)」をシェアNO.1に押し上げたのは、なんといっても「ウルトレック(UT)」シリーズでしょう。脚を180度折りたたむことができ、かつてない伸縮比を実現した三脚です。
三脚を使う場面はいくつかあると思いますが、「ウルトレック(UT)」シリーズは特に”荷物を限界までコンパクトにしたい”場合におすすめです。
旅行や登山など荷物を小さくまとめたいというニーズから、日常でも手軽に三脚を持ち運びたいという要望まで叶えてくれます。
「ウルトレック(UT)」シリーズの特徴を具体的に挙げてみますね☆
コンパクトだけど、長い~短いまで高さを自在に調節できる♪
一番短く折りたたむと約30㎝。最長は約150㎝。伸縮比5倍以上です。地面に近い位置で三脚を構えることも、150㎝前後まで伸ばして三脚を立てることもできます。写真表現の幅が広がりますよね。
脚は”ウルトラロック”という方式で長さを固定します。脚先端を握ってひねるだけです。節目に”ウルトラロック”がついていますので、シチュエーションに応じて三脚の長さを調整します。このロック機能がウルトレック(UT)シリーズの特徴ですね。女性でも簡単に伸縮できますよ☆
三脚をコンパクトに持ち運び可能!
三脚の脚の部分を180度反転して折りたためます。携帯性が抜群にいいです。コンパクトに折りたためるので、このままカメラバッグに入れることも可能。旅行や登山で三脚を使う人には大変便利な機能です。
コンパクトなだけじゃない!一眼レフユーザーも納得の軽量性
三脚に限っては軽量だからいいというものではありませんが、持ち運びのしやすさを重視したい人にとっては重量も大きなポイントです。
「ウルトレック(UT)」シリーズの重量は1080g~1620g。三脚のタイプによって重さに幅がありますが、一番重たいタイプでも2kg未満です。
私が持っているのは、一番軽いUT-43ですので1080g。一眼レフカメラ+標準レンズを載せても安定感があり、軽量ですが頼もしい三脚です。
フルサイズ一眼レフにもおすすめできる推奨積載重量
三脚は脚の太さや三脚そのものの重さによって、搭載できるカメラ+レンズの重量に制限があります。三脚のサイズに釣り合わない重さのカメラ・レンズを載せるとバランスを崩してしまいます。
どれくらいの重さであれば大丈夫かというと、説明書には”推奨積載質量”として目安が書かれています。ベルボンのウルトレック(UT)シリーズの場合”推奨積載質量”は2kg~3kgです。
型番 | UT-43Q,UT-43,UT-45 | UT-53,UT-55 | UT-63 |
推奨積載質量 | 2.0㎏ | 2.5㎏ | 3.0㎏ |
推奨カメラ | 一眼レフ+標準ズーム ミラーレス一眼+パンケーキ ミラーレス一眼+ズーム | 一眼レフ+標準ズーム 一眼レフ+望遠ズーム ミラーレス一眼+ズーム | 一眼レフ+標準ズーム 一眼レフ+望遠ズーム ~200mm F2.8 |
三脚を選ぶ前にお持ちのカメラやレンズの重さをチェックしておきましょう。
三脚にカメラを簡単に装着!雲台はクイックシューで便利
カメラを雲台(三脚の一番上の部分)に取り付けたり、外したりといった着脱作業も簡単です。”クイックシュー”という機能。カメラの下にプレートを取り付けておけば、ワンタッチで三脚に設置できます。プレートは三脚に付いてきます。
ベルボンならオシャレな? 三脚ケースもついてくる!
ベルボンの三脚を購入すると、三脚ケースも付属でもらえます。ナイロン製で水や汚れにも強く持ち運びにも便利です。オシャレかどうかは微妙ですが(*'ω'*)、デザインはシンプルですし、別途買わなくて済む点は良いですよね。
動画でチェック!ベルボンのウルトレック(UT)シリーズの特徴&使い方
↑ベルボンの公式サイトで紹介されている動画です。ウルトレック(UT)シリーズの特徴や使い方が分かりやすく解説されています。百聞は一見に如かずということで、動画をご覧になると、実際にどんな感じで三脚を扱えば良いのかよく分かりますよ。
ベルボン「ウルトレック(UT)」シリーズのスペック
ベルボン(Velbon)の「ウルトレック(UT)」シリーズでは6タイプが展開されています。
小型&値段が安いタイプから順に、
- UT-43Q
- UT-43
- UT-45
- UT-53
- UT-55
- UT-63
です。
以下に簡単なスペックを並べておきますので、コンパクトで軽量な三脚をご希望であれば「縮長」と「質量」に注目してみてください。縮長が短く、質量が軽いほどコンパクトに折りたため、しかも軽いということになります。
UT-43Q | UT-43 | UT-45 | |
全高 | 1550mm | 1540mm | 1570mm |
縮長 | 272mm | 268mm | 290mm |
質量 | 1080g | 1080g | 1240g |
推奨積載質量 | 2.0kg | 2.0kg | 2.0kg |
推奨カメラ | 一眼レフ+標準ズーム ミラーレス+パンケーキ ミラーレス+ズーム | 一眼レフ+標準ズーム ミラーレス+パンケーキ ミラーレス+ズーム | 一眼レフ+標準ズーム ミラーレス+パンケーキ ミラーレス+ズーム |
詳細・価格 | 「UT-43Q」 | 「UT-43」 | 「UT-45」 |
UT-53 | UT-55 | UT-63 | |
全高 | 1570mm | 1570mm | 1550mm |
縮長 | 275mm | 297mm | 282mm |
質量 | 1400g | 1450g | 1620g |
推奨積載荷重 | 2.5kg | 2.5kg | 3kg |
推奨カメラ | 一眼レフ+標準ズーム 一眼レフ+望遠ズーム ミラーレス+ズーム | 一眼レフ+標準ズーム 一眼レフ+望遠ズーム ミラーレス+ズーム | 一眼レフ+標準ズーム 一眼レフ+望遠ズーム ~200mm F2.8 |
詳細・価格 | 「UT-53」 | 「UT-55」 | 「UT-63」 |
三脚の選び方~ベルボン「ウルトレック(UT)」シリーズ~
どのタイプを選べばいいの?という方もいらっしゃいますよね。「ウルトレック(UT)」シリーズの選び方のポイントを紹介します。
”推奨搭載質量”で選ぶ
まずは”推奨搭載質量”で選びます。三脚に載せるカメラとレンズの重量に適した三脚でないとバランスを保つことができません。軽いカメラ&レンズであれば問題はありませんが、重いカメラや望遠レンズを使いたい場合は特に注意が必要です。例えば、三脚に載せたいカメラ&レンズの重量が2.5㎏を超えるようであれば、UT-63 を選択するのがベストということになります。ご自分の使い方に合った”推奨搭載質量”の三脚を選択しましょう。
UT-43QとUT-43の違いとは?
UT-43QとUT-43。どちらも推奨搭載重量は2kgです。外観もほとんど同じです。
違いはどこにあるのでしょうか?
UT-43Qは2013年発売。一方、UT-43は2016年発売です。機能面では後発のUT-43の方が優れています。違いは”カメラネジつまみ”と”シュープレート”です。
【カメラネジつまみの違い】カメラを三脚に搭載するために、カメラの底面にネジ付きのシュープレートを取り付けます。UT-43QとUT-43ではネジつまみの形状が異なります。
UT-43Q | UT-43 |
UT-43Qのシュープレートには、ネジはついているものの、つまみがありません。カメラに装着するには、一円玉やコイン等を利用してネジを回します。 | UT-43にはシュープレートにカメラ取付用のネジつまみがあります。ネジつまみを指で回すことで簡単にしっかりとカメラに装着できます。取り付けにコイン等は必要ありません。 |
【シュープレートの違い】シュープレートの取り付け方向にも違いがあります。
UT-43Q | UT-43 |
UT-43Qのシュープレートは、横向きにのみ取り付け可能です。 | UT-43シュープレートはカメラやレンズ座の形状に合わせて、縦・横どちら向きでも取り付けることができます。 |
UT-43QとUT-43の値段の差は数百円ほど。予算に余裕があればUT-43の方がおすすめです。特に、ネジつまみを指で回せるのはとても便利だと思います。
動きのある被写体を撮影するならUT-45またはUT-55を選ぼう!
UT-45とUT-55にはハンドル棒が付いています。ハンドルを回すことで、水平方向(パン)と垂直方向(ティルト)の両方向へ同時にカメラを動かすことができます。あわせて、固定も可能です。動きのある被写体を撮影したい人におすすめの機種です。
水準器付きならUT-45、UT-55、UT-63がおすすめ
UT-45、UT-55、UT-63は水準器を標準で装備しています。水準器は左右+上下方向の水平を確認できる2Wayタイプです。縦位置用(90度)の水準器も付いています。正確な構図による作品撮りをサポートしてくれますね。
こんな人にはNG!ベルボン(Velbon)「ウルトレック(UT)」シリーズのおすすめできない使い方
・高温地や寒冷地で三脚を利用する人
気温が40度を超える高温の場所や、気温が0度未満になる寒冷地での撮影には適していません。高温時にはオイル漏れを起こしたり、低温時には水平・垂直の動きが鈍くなる可能性があります。
・3kgを超えるカメラ&レンズを三脚に載せる人
「ウルトレック(UT)」シリーズでは最大約3kgまでのカメラ&レンズを搭載することが想定されています。それ以上の重量があるカメラや望遠レンズを載せると、三脚がバランスを崩して倒れてしまうことがあります。
コンパクト&軽いベルボン(Velbon)の三脚 価格は?どこで買うと安い?
さて、ここまでベルボン(Velbon)「ウルトレック(UT)」シリーズの機能面を紹介しました。実際に購入するとなると最安値って気になりますよね。
価格.comで検索すれば早いじゃん!と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、ちょっと注意が必要です。価格.comには楽天やヤフーに出店しているショップのポイント還元額が反映されていないんです。。。
実際にベルボンUT-43の価格を調べてみると、価格.comではアマゾンが最安値と表示されています。しかし、ポイント還元も加味すると楽天やヤフーを利用した方が安く購入できることが分かります。
ポイント還元も含めて安さを求める方は価格.comだけでなく楽天やヤフーのサイトもチェックしてみましょう。格安で欲しい商品をゲットできる確率が高まりますよ。
ここでは、ベルボンでも特に人気の3機種「UT-43」「UT-53」「UT-63」について、アマゾン、楽天、ヤフーのリンクを貼っておきます。価格比較の参考にどうぞ。
ベルボン「UT-43」【軽量&コンパクト度:★★★ 安定性:★★☆】
こんな人におすすめ!
2kg以下の一眼レフ+標準レンズ等で三脚を使う予定の人。
とにかく軽量&コンパクトがイイという人。
・アマゾン⇒Velbon三脚 「UT-43」の価格をアマゾンで見てみる
・楽天⇒Velbon三脚 「UT-43」の価格を楽天で見てみる
◎楽天ポイントが貯まります
・ヤフー⇒Velbon三脚 「UT-43」の価格をヤフーで見てみる
◎Tポイントが貯まります
ベルボン「UT-53」【軽量&コンパクト度:★★☆ 安定性:★★☆】
こんな人におすすめ!
2.5kg以下の一眼レフ+望遠レンズ等で三脚を使う予定の人。
三脚に水準器もついていた方がイイという人。
・アマゾン⇒Velbon三脚「UT-53」の価格をアマゾンで見てみる
・楽天⇒Velbon三脚「UT-53」の価格を楽天で見てみる
◎楽天ポイントが貯まります
・ヤフー⇒Velbon三脚「UT-53」の価格をヤフーで見てみる
◎Tポイントが貯まります
ベルボン「UT-63」【軽量&コンパクト度:★★☆ 安定性:★★★】
こんな人におすすめ!
3kg以下の一眼レフ+望遠レンズ等で三脚を使う予定の人。
三脚に水準器もついていた方がイイという人。
軽量&コンパクトな三脚のなかでも最大限の安定性を求める人。
・アマゾン⇒Velbon三脚「UT-63」の価格をアマゾンで見てみる
・楽天⇒Velbon三脚「UT-63」の価格を楽天で見てみる
◎楽天ポイントが貯まります
・ヤフー⇒Velbon三脚「UT-63」の価格をヤフーで見てみる
◎Tポイントが貯まります
保証について
保証に関してはメーカー保証が1年です(期間をさらに延長する場合は別途保証料が必要です)。アマゾンや楽天、ヤフーの販売店であれば、製品と一緒に保証書を送ってくれるかと思います。大切に保管しておきましょう。
最後に
軽量でコンパクトな三脚であれば持ち運びも楽ですよね。カメラに三脚を添えて旅先でも素敵な写真をたくさん撮りましょう♪