モデナ 北イタリア

モデナ観光まとめ|世界遺産の大聖堂と美食の街をめぐる旅

イタリア北部エミリア=ロマーニャ州にある街、モデナ(Modena)。世界遺産に登録されている大聖堂を中心に、美しい旧市街が広がっています。主要な観光スポットや美術館、博物館は歩いて回れる距離にあり、静かな時間の中でゆったりと街を味わえるのが魅力です。

また、バルサミコ酢やランブルスコなど“美食の街”としても知られ、食を楽しむために世界中から旅人が訪れます。

今回のわたしの旅では、大聖堂や工房、博物館などを巡りながら、モデナならではの特別な時間を過ごすことができました。この記事では、実際に訪れてよかった観光スポットや街歩きの魅力をご紹介します。

モデナの観光名所

モデナ駅の写真

ガイドブックに紹介される主要スポットは次のとおりです。世界遺産となっている歴史的建築物から、美術館、そして“自動車の街”ならではの博物館まで、多彩な見どころがあります。もちろん”美食の街”ですから、わたしはバルサミコ酢やチーズ工場の見学まで旅程に入れました◎

【世界遺産エリア】

  • 大聖堂(Duomo di Modena)
  • ギルランディーナの塔(Torre Ghirlandina)
  • グランデ広場(Piazza Grande)

【美術・歴史スポット】

  • エステンセ美術館(Galleria Estense / Palazzo dei Musei)
  • ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)※週末のみガイド付き見学可能

【フェラーリ関連】

  • エンツォ・フェラーリ生家博物館(Musei Casa Enzo Ferrari)
  • フェラーリ博物館・マラネッロ(Museo Ferrari Maranello)

【工房見学・美食体験】

  • チーズ工場(パルミジャーノ・レッジャーノ)
  • バルサミコ酢工房(Acetaia)

モデナ観光の所要時間

モデナ駅の外観の写真

モデナ観光の所要時間の目安は、「どこまで巡るか」 によって大きく変わります。

世界遺産の大聖堂周辺と旧市街の散策だけなら、半日あればゆっくり見て回れます。

一方で、美術館やフェラーリ関連施設、さらにチーズ工場やバルサミコ酢工房の見学まで含めると、急ぎ足でも最低1日半は必要になります。

  • 半日コース
    • 大聖堂 + ギルランディーナの塔 + 旧市街散策
  • 1日コース
    • 大聖堂 + エステンセ美術館 + フェラーリ博物館(市内)
  • 1日半コース
    • 大聖堂 + 美術館 + フェラーリ(市内 or マラネッロ)+ 工場見学(チーズ/バルサミコ)

ミラノからモデナへの行き方

ミラノ中央駅、フレッチャロッサの写真

多くの方はボローニャを拠点にモデナへ向かうことが多いと思いますが、ここでは 私が実際に利用した「ミラノ発 → ボローニャ経由 → モデナ行き」 のアクセス方法をご紹介します。

ミラノからモデナまでは、フレッチャロッサ(Frecciarossa)でボローニャまで移動し、ローカル線(Regionale)に乗り換えるルートが一般的で、とてもスムーズでした。

  • 所要時間:およそ1時間49分
  • 料金:20ユーロ前後〜 
    ※フレッチャロッサを利用するかどうか、また座席クラスによって料金は大きく変わります。私はフレッチャロッサのビジネスクラスを選んだため、約70ユーロでした。

ルートの流れ

◎ミラノ中央駅(Milano Centrale)
  ↓ フレッチャロッサ(Frecciarossa)
【乗り換え】ボローニャ中央駅(Bologna Centrale)
  ↓ ローカル線(Regionale)
◎モデナ駅(Modena)

※ミラノーボローニャ間はイタロ(Italo) でも可(ただし乗り換えは同じ)

チケットの購入方法

駅の窓口や券売機でも購入できますが、私は事前にインターネット予約を利用しています。あらかじめ座席を確保でき、当日の窓口に並ぶ必要がないため便利です。

トレニタリア(Trenitalia)公式サイト

オンライン予約は、クレジットカードがあれば日本からでも簡単に購入できます。選ぶクラスによってはキャンセルも可能です。ご予定を考慮して柔軟にチケットを選択しましょう。

もし、トレニタリア(Trenitalia)の予約方法について、気になることがあれば、問い合わせページよりわたしにメッセージをいただければ、分かる範囲でお答えします。(トレニタリアの回し者ではありませんので、悪しからず^^;)

【世界遺産】モデナ大聖堂(Duomo di Modena)

モデナ大聖堂の写真

ロマネスク様式の傑作として知られ、世界遺産に登録されているモデナ大聖堂。バラ窓とアーチが並ぶファサードは重厚でありながら、どこか温かみのある佇まいをしています。

内部は三廊式で、主身廊の奥にはドーム型の天井を支える印象的な空間が広がります。外観の力強さとは対照的に、内部には静けさと柔らかな光が満ちていて、ロマネスク特有の素朴さと荘厳さが調和した美しさを感じられます。

ドゥオーモのすぐ隣には博物館があります。彫刻のオリジナル作品や聖具などが展示されています。

アクセス:モデナ駅から徒歩で約10〜15分程度。

開館時間

  • 火曜〜日曜:午前 7:00〜12:30、午後 15:30〜19:00
  • 月曜:午前 7:00〜12:30、午後 15:30〜19:00
    (ただし宗教行事等で一部制限あり)

チケット料金

  • 大聖堂そのもの(礼拝堂等)は無料入場
  • 大聖堂付属のドゥオーモ博物館などの展示エリア:
    • 一般:€6.00
    • 割引料金:€4.00(学生25歳まで・65歳以上・団体など)

公式サイト⇒モデナ大聖堂・博物館(伊語・英語)

【世界遺産】ギルランディーナの塔(Torre Ghirlandina)

ギルランディーナの塔(Torre Ghirlandina)は、モデナ大聖堂に寄り添うように建つ高さ約86mの鐘楼で、大聖堂・グランデ広場とともに世界遺産に登録されています。旧市街を歩いていると、白い石の塔がふと視界に入ってくる──そんな、街の象徴のような存在です。

名前は、最上部の飾りが “花冠(ghirlanda)” のように見えることに由来します。どこか愛らしい響きを持つ名前です。

塔の上まで登ることができ、約200段の階段を上った先には、モデナの街並みを見渡せる眺望が広がります。6歳の息子も登れましたが、段数が多いため、体力に不安のある方はご自身のコンディションを考えて無理のない訪問をおすすめします。

開館日時

  • 夏季(4月〜9月)
    • 開館時間:9:30〜19:00
    • 入場時間(※要予約・1時間ごと/各回最大25名)9:45 / 10:30 / 11:15 / 12:00 / 12:45 / 13:30 / 14:15 /15:00 / 15:45 / 16:30 / 17:15 / 18:00
  • 冬季(10月〜3月)
    • 開館時間:9:30〜18:00
    • 入場時間(※要予約・1時間ごと/各回最大25名)9:45 / 10:30 / 11:15 / 12:00 / 12:45 / 13:30 /14:15 / 15:00 / 15:45 / 16:30 / 17:15
  • 定休日・特記事項
    • 12月25日(クリスマス):終日またはほぼ終日閉館
    • 1月1日(元旦):午前閉館
    • 1月31日(聖人祝日):開館

チケット料金

  • 通常料金(大人):€6.00
  • 割引料金:€4.00(住民・子供・学生13-26歳・65歳以上)
  • 無料入場対象:12歳以下の子ども、障がい者とその同伴者、ガイド・通訳、学校教員など。

公式サイトギルランディーナの塔(伊語・英語)

【予約方法】ギルランディーナの塔

ギルランディーナの塔の写真

「ギルランディーナの塔」は 事前予約が必須 です。訪問日時が決まっている場合は、あらかじめオンラインで予約しておくと安心です。

なお、チケット料金の支払いは当日、現地で行います。

「ギルランディーナの塔」予約ページ

1.「PRENOTA ORA(今すぐ予約)」ボタンをタップ

「ギルランディーナの塔」予約サイトの画像

2.カレンダーから訪問日を選択

「ギルランディーナの塔」予約サイトの画像(カレンダー)

ご希望の日付を選択します。水色と黄色が選択可能日です。

3.希望の時間帯を選択

「ギルランディーナの塔」予約サイトの画像(時間の選択)

ご希望の時間を選択します。「○ seats available」と表示されている ○の数字が残り枠数 です。

4.予約完了メールの受信

「ギルランディーナの塔」予約完了メールの画像

予約が完了すると↑このような確認メールが届きます。当日は、このメールを入口の係員に提示し、その場でチケット料金を支払います。

エステンセ美術館(Galleria Estense)

モデナのエステンセ美術館の館内写真

エステンセ美術館(Galleria Estense)は、エステ家の美術コレクションを収めた美術館です。ルネサンス期・バロック期に描かれたエミリア=ロマーニャ地方の巨匠たちの作品が数多く並びます。絵画のほかにも、彫刻や古い楽器、装飾品など、宮廷文化の香りが残る展示が多く、モデナの歴史を感じながら楽しめるスポットです。

開館日時

  • 火曜日~土曜日: 8:30〜19:30(最終入館は閉館30分前)
  • 日曜日・祝日: 10:00〜18:00
  • 月曜日:休館(祝日の場合は営業ー翌火曜日が振替休館)

チケット料金

  • 一般:8 €
  • 18〜25歳割引:2 €
  • 18歳未満:無料

アクセス:モデナ駅から15~20分

公式サイト⇒エステンセ美術館

エンツォ・フェラーリ生家博物館(Museo Enzo Ferrari)

エンツォ・フェラーリ生家博物館の館内写真

エンツォ・フェラーリ生家博物館(Museo Casa Enzo Ferrari)は、フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリが生まれ育った家屋を再現した建物と、隣接するモダンな展示棟で構成された博物館です。

黄色い曲線を描く屋根が印象的な展示棟では、歴代のフェラーリ車が並び、車体のラインや色彩の美しさをゆったりと鑑賞できます。内部にはエンツォの人生やレース史を紹介する映像展示もあり、モデナで生まれたブランドがどのように世界へ羽ばたいたのかを知ることができます。

旧市街からほど近く、街歩きの途中で立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。

開館時間

  • 4月・5月 9:30 〜 19:00
  • 6月・7月・8月 9:00 〜 19:00
  • 9月・10月 9:30 〜 19:00
  • 11月〜3月 9:30 〜 18:00

休館日

  • 12月25日(クリスマス)
  • 1月1日(元日)
  • 2月17日

チケット料金

  • 大人(19歳以上)
    • 10月〜4月:27.00€
    • 5月〜9月:32.00€
  • 学生・65歳以上など
    • 10月〜4月:22.00€
    • 5月〜9月:24.00€
  • 19歳未満(家族同伴)
    • 10月〜4月:9.00€
    • 5月〜9月:12.00€
  • 無料(Free)
    • 5歳以下の子ども
    • 障がいのある方とその同伴者

アクセス:モデナ駅から5~10分

公式サイト⇒エンツォ・フェラーリ生家博物館

マラネッロ・フェラーリ博物館

フェラーリの2つの博物館(モデナ/マラネッロ)の間には、定期シャトルバスが運行しています。運行本数が限られるため、オンラインでの事前予約がおすすめです。

詳しくはこちら⇒Viavara Viaggi

チーズ工場・バルサミコ酢工房見学

パルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)工場の写真

今回は現地のオプショナルツアーを利用して、チーズ工場(パルミジャーノ・レッジャーノ)とバルサミコ酢工房を訪れました。モデナ周辺では、このような工房を巡る少人数ツアーが複数催行されており、日本語・英語・イタリア語など、対応言語もさまざまです。

どのツアーも製造工程を間近で見られるため、普段口にしている食材への理解が深まり、大人も子どもも楽しめる体験だと思います。

実際に訪れたレストラン

モデナのレストラン「Mi Piace Trattoria」の料理写真

モデナには美味しい料理を楽しめるレストランが数多くありますが、その中でも私が実際に訪れて良かったお店です。子連れの方にもおすすめ。

Mi Piace Trattoria(ミ・ピアーチェ・トラットリア)

モデナ大聖堂から徒歩約5分の場所にある 「Mi Piace Trattoria(ミ・ピアーチェ・トラットリア)」。12ユーロ前後で楽しめる、ご当地パスタが美味しいランチ向きのトラットリアです。

トルテッリーニ(tortellini)、トルテッローニ(tortelloni)、ラヴィオリ(ravioli)など、詰め物パスタの種類が豊富で、どれもこの地方ならではの味わいでした。

宿泊したホテル

モデナには駅近・旧市街近くに泊まれるホテルがいくつかあります。その中で、実際に泊まって快適だった宿を紹介します。

Best Western Premier Milano Palace Hotel(ベスト ウェスタン プレミア ミラノ パレス ホテル)

モデナの「ベスト ウェスタン プレミア ミラノ パレス ホテル」の写真

今回宿泊したのは 「Best Western Premier Milano Palace Hotel(ベスト ウェスタン プレミア ミラノ パレス ホテル)」。モデナ駅・大聖堂のどちらからも徒歩圏内という立地の良さが魅力です。

イタリア旅行ではベストウェスタン系列を利用することが多いのですが、こちらも例に漏れず快適で、価格と満足感のバランスがとても良いホテルでした。モデナで滞在先を探している方におすすめできる一軒です。

まとめ|世界遺産と美食をめぐる、モデナの旅

モデナは、一度訪れるともう一度歩きたくなる街です。歴史と食文化、そしてフェラーリという情熱の源が同じ場所に息づいています。

このページでは街全体の概要を紹介しましたが、各スポットの詳細やレストラン体験、ホテル情報は個別の記事でも詳しくまとめていく予定です。旅の計画にぜひ、あわせてご覧ください。

-モデナ, 北イタリア