ドイツ・ケルンのクリスマスマーケットに、2025年12月23日に行きました。
前年にフランクフルトのクリスマスマーケットを訪れたので、今年はケルンに行くぞ~!
という、いかにもお上りさん的なミーハーな気持ちからです。
ドイツの多くの街では、クリスマスマーケットは12月22日までに終了してしまいます。
そんななか、ケルンでは23日まで開催されているらしい――そんな情報を、とあるサイトで目にしました。
もし本当なら、22日の夜に東京を出発しても、まだ間に合うはず。
そんな期待と不安が入り混じった気持ちのまま、羽田―フランクフルト―ケルンと、飛行機と電車を乗り継いで旅に出ました。

もちろん、ケルンといえば「大聖堂」。
ケルン大聖堂をこの目で見てみたいという気持ちもありました。
そして、せっかくならクリスマスマーケットも体験できたらうれしい。
そんな思いから、ケルンを訪れました。
行程は、羽田空港からフランクフルト空港へ。そこから鉄道でケルンへ向かいます。
フランクフルト空港からICEに乗車

フランクフルトからは、ドイツの高速鉄道ICEに乗車。
電車大好きな息子は、大喜びでした。
なお、鉄道のチケットはオンラインで簡単に購入できます。座席指定もできるので便利です。
DB(ドイツ鉄道)⇒https://int.bahn.de/en
ケルン駅に到着し、駅舎を出ると、驚きました。
ケルン駅に到着

大聖堂が天高く尖塔を伸ばし、周囲を圧倒するような存在感でそびえ立っていたからです。
お、おおきい……。
これまで見てきた大聖堂は、遠くからその存在を感じ、だんだんとこちらが近づいていくにつれて、少しずつ全貌を現すという感じでした。
ところが、ケルン大聖堂は違います。
駅舎を出たとたん、いきなり目の前に正面のファサードが、どーん!と立っている。
レストランで前菜などすっ飛ばして、いきなりメインディッシュが出てくるような驚きです。
それに、こう言っては何ですが……。
なんだか黒く汚れているような。

「ゴシック建築」といえば、荘厳で華やかで、圧倒されるような美しさを想像していたのですが、そういうゴージャスな華やかさは、あまり感じません。
大きい。
でも、それほどきれいじゃない。
それが、私の第一印象でした。
とはいえ、世界遺産にも登録されているのだから、歴史的・芸術的価値についてはお墨付きです。
ひとまず、スーツケースをホテルに置きに行くことにしました。
そして荷物を置いたあと、あらためてケルン大聖堂へ舞い戻りました。
ケルン大聖堂へ

ケルン大聖堂の歴史について
ケルン大聖堂の歴史について、公式サイトから抜粋してまとめてみました。
出典:https://www.koelner-dom.de/erleben/domgrabung
発掘調査によると、現在ケルン大聖堂が建つこの場所は、6世紀にはすでに教会として利用されていたことが確認されています。
その後、8世紀から9世紀にかけて、ここには「旧大聖堂」が建設されました。
大きな転機となったのが、1164年です。
この年、ミラノから三賢者(東方三博士)の聖遺物がケルンへ運ばれてきました。これをきっかけに、聖遺物を拝観しようとする巡礼者が次第に増え、ケルンは重要な巡礼地となっていきます。
しかし、巡礼者の増加によって旧大聖堂では手狭になり、やがて、より大規模な新しい大聖堂を建設する必要が生じました。
こうして、1248年、新しいゴシック様式の大聖堂の建設が始まります。
当時のケルンはすでに市街地が密集しており、新たな建設用地を確保することが難しかったため、旧大聖堂を取り壊し、その跡地に新しい大聖堂を建設することになりました。
建設は途中で長い中断を挟みながらも、最終的には中世に描かれた設計図に忠実な形で、1880年に完成しました。
こうして、600年以上の歳月を経て、現在私たちが目にするケルン大聖堂が完成したそうです。
建築が中断されていた時期というのは、おそらく宗教改革の時期ですね。
ゴシック建築

高い天井。40メートル以上もあるそうです。縦に長い、いわゆるゴシック建築。

壁を彩るのはステンドグラスの数々。高い天井にステンドグラスが映えますね。
外観からは想像もつかないほど美しく彩られた内装です。
ステンドグラス

南側側廊には、ルートヴィヒ1世が寄贈した、いわゆるバイエルン風のステンドグラスがあります。19世紀のステンドグラスの最高傑作の一つだそうです。

北側通路の窓。聖母マリアと幼子イエスの前に現れた東方三博士の礼拝が描かれています。1507年から1509年頃の作品。後期ゴシック様式の要素とルネサンス様式から取り入れた装飾が融合しているそう。
とても美しく、目を引くステンドグラスでした。

「古い聖書の窓 Älteres Bibelfenster」は、大聖堂の中で最も古い窓だそうです。1260年頃の作品。

旧約聖書の場面(左側)と、それに対応するイエスの生涯の出来事(右側)が対になっています。
三賢者(東方三博士)の聖遺物箱

ケルン大聖堂建築のきっかけとなった三賢者(東方三博士)の聖遺物の入った箱です。中世を代表する重要な聖遺物箱のひとつです。
ミラノからケルンへ運ばれた三賢者(東方三博士)の聖遺物を納めるため、1190年頃から1220年頃にかけて制作されました。
フランス革命軍から避難する際に一部が短くされましたが、1961~1973年の修復で、ほぼ元の姿に戻されたそうです。
アギロルフスの祭壇画と聖アギロルフスの聖遺物箱

1520年頃に制作されたアギロルフスの祭壇画。
アントワープ(当時、祭壇彫刻の一大産地)で制作された彫刻祭壇画の中でも最大かつ最も重要な作品の一つだそうです。
元々はケルンの聖マリア・アド・グラドゥス参事会教会の主祭壇であったもので、1817年に大聖堂に移設されたと考えられています。

19世紀まで、ケルン大司教アギロルフスの聖遺物として信仰されてきましたが、実は別人であるマルメディの修道院長アイユルフのものだったと考えられているそうです。
勘違い?なんですかね。。。
現在の聖遺物箱は1914年に制作されたもので、アギロルフス祭壇の隣に置かれています。
ケルン大聖堂前のクリスマスマーケットへ

ホテルの方にいただいたマップによると、ケルンのクリスマスマーケットは主に6カ所で開催されているようでした。

わたしは、その中でもケルン大聖堂の隣で開催されていたクリスマスマーケットへ。
大人だけの旅行でしたら、もう少し何カ所か巡ってみたと思うのですが、今回は子連れだったので、無理をせず、大聖堂周辺でクリスマスマーケットの雰囲気を楽しみました。

ホットドッグを食べたり、ホットワインを飲んだり。
最高でした☆
ドイツのクリスマスマーケット、癖になりそう♪
翌日早朝にケルン大聖堂を鑑賞

日の出前の早朝にケルン大聖堂を見に行きました。
美しくライトアップされ、荘厳な雰囲気でした。
最後に
ケルン大聖堂は2026年7月1日から入場料が必要になったようです。
- 大人:12ユーロ
- 子供(13歳以下):無料
チケットはネットで購入できます。
ケルン大聖堂公式サイト⇒https://tickets.koelner-dom.de/en
