サンジミニャーノ(san gimignano)は小さな町。半日から1日あれば見てまわれます。道に迷ってもすぐに町の中心に戻ってこられるので、地図なんて気にせず、のんびり歩くのもそれはそれでとってもすてき。ですが、せっかくだから主要な観光スポットは抑えておきたいところ。というわけで今回は、限られた時間で効率的に町歩きできるおすすめルートを紹介します。
1. まずは地図を入手しよう
効率的に観光スポットを巡るためにはやはり下準備が必要ですよね。いくら小さな町といっても、主要スポットは点在していますので、あらかじめ位置関係を把握しておき、どのルートで次の目的地まで行くのか決めておくと便利です。
サンジミニャーノの地図はオンラインで手に入ります。グーグルマップでも良いのですが、個人的には、行政機関や観光案内所が作成した地図の方が使い勝手がいいような気がするので、なるべく町のホームページなどにアクセスして地図を入手するようにしています。
地図はこちら→Associazione Pro Loco San Gimignano
ダウンロードした地図を自分仕様にカスタマイズして(あれこれ書き込んで)町巡りを楽しんでみましょう!
2 . ルートを決めよう
さて、おすすめのルート(順番)です。
- サン・ジョバンニ門(Porta San Giobvanni)
- サン・ジョバンニ通り(Via San Giovanni)
- チステルナ広場(P.za della Cisterna)
- ドゥーモ広場(P.za della Duomo)
- ポポロ宮(Palazzo del Popolo)
- 参事会教会(Duomo Collega)
- 城塞(Rocca)
- 城壁の周囲の散策
つづいては、実際に訪れときの写真を添えて見どころを紹介します☆
3. サン・ジョバンニ門(Porta San Giobvanni)
フィレンツェからのバスは「サン・ジョバンニ門」の前に着きます。こちらの門から町へ入ります(レンタカーを利用される方は、それぞれの駐車場に一番近い門から入ると良いかと思います)。
4. サン・ジョバンニ通り(Via San Giovanni)
メインストリートです。お土産屋さんなどもこちらの通りにならんでいます。
イノシシが店頭にディスプレイされていました。イノシシのすぐ横にはご当地ワインVERNACCIA(ヴェルナッチャ)やCHIANTI(キャンティ)がありますね(^^)
5. チステルナ広場(P.za della Cisterna)
サン・ジョバンニ門から町へ入り、サン・ジョバンニ通りを北に進むと「チステルナ広場」に出ます。広場の名前は、中央にある井戸(チステルナ cisterna)に由来。この町が自治都市として発展した13世紀頃にできた井戸です。
6. ドゥオーモ広場(P.za della Duomo)
ドゥオーモの前にちょっとした憩いの場、ドゥオーモ広場。周囲を”塔”に囲まれており、サンジミニャーノが「塔の街」と呼ばれる理由がわかる場所です。旅行者には便利なインフォメーションセンターもここにあります。
7. ポポロ宮(Palazzo del Popolo)
ドゥオーモ広場に面した「ポポロ宮」。サンジミニャーノの市庁舎であると同時に市立美術館(Musei e Pinacoteca)となっています。そして、市立美術館からは、高さ54メートルの「グロッサの塔(Torre Grossa)」にのぼることも可能。塔の上からは、眼下に広がる街並みを一望できます(塔ののぼり方など詳細はこちら→ サンジミニャーノで「グロッサの塔」にのぼろう!)。
8. 参事会教会(Duomo Collega)
12世紀に建てれらた教会。内部は3廊式のロマネスク建築となっています。祭壇の周囲の壁面をD.ギルランダイオ(Domenico Ghirlandaio)とその一派の手によるフレスコ画「聖女フィーナの生涯」が飾っています。もしお時間のない方は、見学を割愛しても良い場所かなと個人的には思います。
9. 城塞(Rocca)
ドゥオーモのわき道を通って西へ進むと、城塞の跡があります。緑の芝生の生えた公園になっており、わたしが訪れたときにはストリートミュージシャン(?)がハープを使ったすてきな音楽を演奏していました。
一角には、数段の階段の上に展望台のような場所があり、そこからもサンジミニャーノの町を見渡すことができます。
10. 城壁の周囲の散策
サンジミニャーノは城壁に囲まれた町ですが、いくつかの門を通って城壁の外にでることができます。城壁に沿ってつづく小道を散策するとこの町ならではののんびりした空気を味わうことも。
サン・マッテオ門(Porta San Matteo)から、フォンティ門(Porta della Fonti)まで歩いてみると、きっとすてきな風景に出会えることでしょう。
11. 帰りのバス乗り場
フィレンツェやシエナへのバスは、サン・ジョバンニ門から城壁の外へ出て、右手のバス停から出発します。バスの切符は運転手からも買うことができるほか、タバッキやバール、インフォメーションセンターでも購入可能です。
ランチはここでいただきました♪
⇒サンジミニャーノのレストラン「CUM QUIBUS」