イタリア・シエナの観光に便利なホテル「パラッツォ・ファニ・ミニャネッリ Palazzo Fani Mignanelli」。町の中心、カンポ広場からわずか数十メートルという場所に位置しています。
町歩きや買物の途中でちょっと休憩……なんてことも叶えてくる超好立地なホテルです。そして、丁寧な接客にはとても好感がもてました◎
なんですが、ひとつデメリットが――。
アメニティグッズのなかに見つけた耳栓。なぜ??
予兆は、チェックインし部屋に通されたあとバスルームで何気なく目にしたアメニティグッズのなかにありました。”耳栓”が入っていたのです。なんで耳栓がこんなところに・・・・・?と思いました。思わず写真を撮ってしまったほど。ほかのグッズは普通です。せっけん、シャンプー&コンディショナー、シャワーキャップ。オレンジ色の耳栓だけが異色でした。
2泊目に起こった……ちょっとした事件!
1泊目は何事もなく過ぎ、2泊目の夜のことです。
夜10時ころまで町を歩き回って、部屋に戻りシャワーを浴びてベッドに入りました。普段は少々うるさくても目が覚めることはないのですが、その日はあまりの騒音に目が覚めてしまいました。時計をみると午前1時過ぎでした。土曜の夜でしたので、隣の部屋で、パーティでもやっているのではないかと思ったほど激しいダンスミュージックが鳴り響いていました。
どうしても気になり音源を確かめたくなりました。壁に耳を当てたり、廊下に出てみたりしました。結果、どうやら外から聞こえてくるらしいことが判明。
午前1時、外へ出てみる
旅先で夜中に観光客が町を歩き回るのは良くないことはわかっていましたが、ジャケットを羽織り、部屋を抜け出すことに――。
外へ出てみると、ホテルに面するバンキ・ディ・ソープラ通り(Banchi Di Sopra)に人があふれていました。シエナのメインストリートです。くどいようですが、時刻は夜中の1時過ぎ(クリスマスや大晦日ではありません)。
そこにはこんな光景がありました
イケメンの働くバールから大音量のダンスミュージックが
どうやら、近くのバール(のぞくとイケメンが働いていました^^;)が外壁にスピーカーをつけ、ダンスミュージックをガンガン鳴らしているようでした。その音楽がホテルの部屋まで筒抜けだったのです。
軽いカルチャーショック
眠たい眼をこすりながら、通りに響き渡る音楽と人だかりを見て、軽いカルチャーショックを受けました。イタリアには、こういう町もあるんだなと。日本だったら、苦情がきて警察の厄介にもなりそうな出来事ですよね。
一方シエナでは、夜中のお祭り騒ぎを町全体が許容している感じがありました。むしろ、町のみんなで週末の夜を楽しんでるだぜイェーイ!!という雰囲気。旅すると、その土地その土地のいろいろな側面を体験できて面白いなぁっとあらためて感じた瞬間でもありました。
バールから流れてきたダンスミュージックは午前2時にぴったりと止み、それ以降、元の静かなシエナの町に戻りました。
土曜日ということもあったのですが、この日はサマータイム終了の日だったのでそのせいでお祭り騒ぎをしていたのかもしれません。
シエナのホテルに耳栓があった理由になっとく
というわけで、当初こちらのホテルのアメニティグッズのなかになぜ耳栓が用意されているんだろうと疑問に思っていたのですが、この夜中の体験をとおしてようやくその理由がわかりました^^;
個人的には、こういう体験を面白い!と思う方なので、こちらのホテルに泊まれてよかったなと思いました。ホテルは高級じゃなきゃ嫌だとか、静かにゆっくり過ごしたいという方には不向きですが、旅先での面白体験ウェルカム!という方にはおススメできるホテルです^^; とはいえ、たまたまイベントに遭遇しなければ普通に静かに過ごせます、念のため。
ご興味をもたれた方のために、一応、ホテルについても口コミしておきますね。
シエナのホテル「パラッツォ・ファニ・ミニャネッリ」の口コミ
ブルーを基調にした内装は上品にまとまっており、格式の高さを感じさせます。宿泊したのはスーペリアルームです。
天窓もついています。
ちょっとした心遣いも
バスルームはシャワーのみ(浴槽なし)です。
部屋の広さに比べると少し狭い気がしますが清潔感があります。
朝食の焼きたてパンが美味しかったです。少ない人数で運営しているホテルの方が一生懸命用意してくれたという感じがしました。
宿泊料金はお手頃価格です◎
⇒パラッツォ ファニ ミニャネッリ(Palazzo Fani Mignanelli)
<ホテル情報>
電話:0577-283566
住所:Banchi Di Sopra 15, Siena
駅からタクシーで10分ほど。料金は10ユーロくらいだったと思います。