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ヴェネツィア

美しい運河を渡るベネチアのゴンドラ、乗り場や料金を紹介します!

ベネチアの観光といえば「ゴンドラ」。いざ、乗ってみたいと思っても、「乗り場はどこ?」「料金はいくら?」「価格交渉しなくちゃいけないの!?」等、乗り方について分からないことだらけ。わたしのように、ゴンドリエーレ(船頭)から高額な値段をふっかけられる人も多いはず。このページでは、乗り場や料金、価格交渉時の注意点など、体験談を元に紹介します!

もくじ
1.ゴンドラとは
2.ゴンドラの一番イイ乗り場はどこ?
3.ゴンドラの料金はいくら?
4.価格交渉しなくちゃいけないの!?
5.ゴンドラ乗船体験レビュー
6.最後に

 

ゴンドラとは?

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ゴンドリエーレと呼ばれる船頭が、一本のオールだけで漕ぐ小舟「ゴンドラ」。かつては、地元の交通手段として活躍したそうですが、現在では観光客を乗せる遊覧船です。大きな運河や両岸に石造りの建物が所狭しと並ぶ細い運河をゆったりと進みます。乗船した客は、ひと時のベネチア遊覧を楽しみます。

 

ゴンドラの一番イイ乗り場はどこ?

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ベネチアの街を歩いていると、「SERVIZIO GONDOLE(ゴンドラ・サービス)」と書かれた簡易テントを見かけます。ここがゴンドラ乗り場です。ボーダー模様のシャツに黒いズボン、麦わら帽子という出で立ちのゴンドリエーレが、テントの下で客待ちをしているので、すぐに分かります。

たくさんある乗り場のうち、どこが一番いいのか?気になりますよね。

現地で20年以上ガイドをされている方に聞いてみました。

わたし「どこのゴンドラ乗り場がおススメですか?」

ベテランガイド「ホテル・ダニエリ前の船着き場から乗るといいですよ。サン・マルコ大運河を出発して、ため息橋、リアルト橋と行きますからね

とのこと。

せっかくアドバイスいただいたのにわたしは、誤って、サン・マルコ小広場付近(ホテル・ダニエリ前の乗り場の近く)で乗ってしまいました。ですが、「ため息橋」→「リアルト橋」と運河の風景を満喫することができました☆

 

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すべて乗り比べたわけではないので、どこから乗ると一番イイ景色が見られるのか、本当のところは分かりません。でも、”ホテル・ダニエリ前の船着き場”(サン・マルコ小広場前もOK)であれば、「ため息橋」「リアルト橋」の景色を見られるということは、ひとつの目安になりますよね。↑写真の上の方に架かっているのが「ため息橋」です。

「ため息橋」とは?
ベネチア「ドゥカーレ宮殿」の予約方法や見学ポイント

希望のルートがある方は、どういったルートを進むのか、乗船する前に念のため確認すると良いと思います。わたしは、地図をみせながら、事前に確認しましたよ☆

 

ゴンドラの料金はいくら?

現在は、基本料金が決まっているようです。

地球の歩き方(イタリア)」より
基本料金は、6人まで30分で80ユーロ。以後、15分ごとに40ユーロ。19:00~翌8:00は夜間料金となり、基本料金は35分で100ユーロ。

とはいえ、ルールを無視するのがイタリア流。

基本料金でスムーズに乗れるわけがありませんでした^^;。やっぱりね、という感じです……。

 

価格交渉しなくちゃいけないの!?

わたしの体験談になります。14時頃、大人2名で乗船しました。ゴンドラ乗り場に行くと、はじめは120ユーロをふっかけられました。想定していた金額より高かったので、断って他の場所へ行こうとすると、追いかけてきました。次は100ユーロと言われましたが、お金がないからもう少し安いところから乗ると伝えると、さらに安く(というか、基本料金なんですけどね)80ユーロを提示してきました。結局、時間は40分で交渉成立。ご年配のゴンドリエーレさんが漕ぐので、ルートは同じですが、基本時間よりも10分ほど長くなってしまうということだったのだと思います。

あ”-、料金交渉って超めんどくさ!!っと思ってしまいました。お金持ちの方なら、数十ユーロのために労力を使ったりしないで、相手の言い値に従うのかもしれませんよね(それとも、秘書とかコンシェルジュに頼むのかな)。

いずれにしても、基本料金で乗りたければ、価格交渉をする心構えが必要だと思います。

 

ベネチア観光のハイライト、ゴンドラ乗船体験レビュー

料金、時間、ルートの交渉を終えて、いよいよゴンドラ乗船です。実際に乗船した様子を、拙い写真で恐縮ですが、ご紹介させていただきます☆本当は、もっと素敵な風景がいっぱいです!!

 

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サン・マルコ運河から出発です。写真右手に見える建物が「ドゥカーレ宮殿」。ヴェネツィア共和国時代に官邸だった場所です。写真左手の石柱の頂には、9世紀以前のヴェネツィアの守護聖人聖テオドロス。中央の石柱には、9世紀以降の守護聖人マルコの象徴、獅子の像が乗っています。まさにヴェネツィアの中心です。運河側から眺めると、ひと味違った風景です。

 

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人気のルートなのか、細い運河では、ゴンドラのちょっとした列ができていました。ほとんど停まっているようなスピードで、ゆっくり進みます。運河に架かる橋の上からは、ゴンドラ遊覧の様子を見ようと、観光途中の方々が足を止めていましたよ☆

 

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わたしたちの乗ったゴンドラを漕いでくれたのは、ベテランのゴンドリエーレ。60年もの間、ゴンドラを漕ぎ続けているのだとか。ご高齢のはずですが、ガッシリとした体格で、優雅にオールを操っていらっしゃいました。

 

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運河に面した「ホテル・コロンビーナ」。出入口脇には、ボードが停泊しています。こんな風景もベネチアならではですね。陸地のホテルであれば、エントランスにタクシーが横付けされていますよね。

 

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男の子と女の子の2人連れがこちらに向かって、かわいらしく手を振ってくれました。なんだか、ディズニーシーみたいですけど^^;。ディズニーシーと違って、リアリティがあります。恥ずかしがり屋のわたしも、笑顔で手を振り返しました♪ ディズニーシーにはベネチアのゴンドラを真似た「ヴェネツィアン・ゴンドラ」なる乗り物がありますよ。ご存知かとは思いますが、参考まで。

 

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わたしの乗ったゴンドラは、実に優雅にゆっくりと進みまして、前を進んでいた他の船の姿がいつの間にかいなくなってしまいました。

 

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うらぶれ感たっぷりの、小運河に出会いました。わたしは、イタリアの街に漂う”うらぶれ感”を大変気に入っているので、このような風景に出会うと、ぽーっとなってしまいます。

ローマ帝国、ルネサンスと、かつては世界を席巻するほどの栄華を極めたイタリア。現在は先進国という扱いですが、経済不和を抱えていたり、政治が混乱していたりと、華々しい時代は過ぎてしまった感があります。各都市の旧市街には、中世頃で時代が止まったかのような街並みが広がっているのですが、ちょっとした街角に、うらぶれた雰囲気を見てとれます。そこに、なんとも言えない風情があって、いいんですよね。

「明鏡国語辞典」より
うらぶれる:落ちぶれてみすぼらしいようすになる。

 

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さて、ゴンドラは「リアルト橋」手前まで進みます。「リアルト橋」は大運河に架かる橋のうちで最大規模。長さ48メートル、幅22.1メートル。橋の上には土産物屋さんなどが並んでいます(2016年現在、「リアルト橋」は修復中です。写真は修復以前のものです)。
ここで折り返しました。あとは、乗った場所まで同じルートを辿りました。

 

最後に

ベネチアならではの運河の風景を楽しめる、ゴンドラ遊覧。他では味わえない優雅なひと時を堪能できます。 一度は乗ってみたい!と思っていらっしゃる方も多いですよね。料金交渉さえなければ……、というところでしょうか(あと、もう少し安ければいいですよね)。最近では、基本料金・時間ですんなりと乗せてくれる場合もあるようなので、何はともあれ、まずはゴンドラ乗り場に行って、ゴンドリエーレさんに声をかけてみましょう。希望のルートがあれば、地図を持参すると良いですよ。

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