バチカン美術館は長蛇の列!開館30分前に入場できる現地ツアーがおすすめ

2016.12.15 
         

バチカン美術館の長蛇の列に驚きました!入口から敷地の脇に沿ってリソルジメント広場付近まで数百メートルにも及ぶ行列。最後尾に並ぶと一体何時間待ちなんでしょうか。想像もつきません。

 

6~7年ほど前にバチカン美術館を訪れたときはこんなに長い列はできていなかったように思います。しかし現在は、年々来場者数が増えていますし、2016年は”特別聖年”で多くの巡礼者が訪れますので、予約など何らかの優先入場は必須だなと改めて感じました。

 

わたしはというと、今回は現地オプショナルツアーに参加。ガイド付きのグループということで、一般の開館時刻の30分ほど前に特別に入場できました。自由見学も含めて、バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サンピエトロ大聖堂、そして、聖なる扉を午前中いっぱい見学してきました。

 

バチカン美術館の来場者数を知ってびっくり!?

  2015年 2014年 2013年 2012年
来場者数(人) 6,002,251 5,891,332 5,459,000 5,064,546

バチカン美術館の来場者数は年々増え続け、2015年はなんと600万人超。世界の美術館・博物館のうち第4位の来場者数を誇ります(1位はパリのルーブル美術館、2位はロンドンの大英博物館、3位はニューヨークのメトロポリタン美術館)。1日当たり約1万6千人が訪れる計算になります。入場可能時間を考慮しますと、1時間当たり約2,200人!?。どうりで混んでるわけですよね。

*データ出典: The art newspaper

 

バチカン美術館を巡る現地オプショナルツアーのスケジュール

そんな大変混み合っているバチカン美術館ですが、以下のスケジュールで館内を見てまわりました。一般入場より早く入れましたので、比較的ゆったりと見学できて良かったです◎。入場のための待ち時間がないこと、早めに始動できることは観光客にとって大変メリットですよね。

 <バチカン観光のスケジュール>
 08:05 地下鉄A線Cipro駅前 集合
 08:15 ガイド付き見学開始
 ・ピーニャの中庭
   ・燭台(しょくだい)のギャラリー
 ・タペストリーのギャラリー
  ・地図のギャラリー
 ・ラファエロの間 ←必見!
 10:30 現地解散:ここでガイドさんとお別れしました
   ・システィーナ礼拝堂(自由見学) ←必見!
 ・聖なる扉(自由見学)*特別聖年のみ
 ・サンピエトロ大聖堂(自由見学) ←必見!

 ・サンピエトロ大聖堂のクーポラ登頂(自由見学) ←必見!

 

バチカン美術館を巡る現地オプショナルツアーの体験談

ここからは、体験談を紹介します。ローマ(特にバチカン)観光の参考にしていただければと思います☆

 

 バチカン美術館の最寄り駅(Cipro駅)に集合、美術館入口へ。すでに行列が!

宿泊していたローマ(バルベリーニ駅近く)のホテルを7時半に出発し、地下鉄に乗って集合場所(地下鉄A線Cipro駅前)へ。ツアー参加者は合計4名。人数が少なく、ガイドさんを貸し切り状態です。ガイドさんは日本人の女性。明るく元気な方でした☆

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徒歩5分でバチカン美術館の入口に到着。世界各国のツアー客が入場を待っています。

 

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この時点でまだ8時20分くらいでしたが、すでに一般の開館時間(オープンは9時)を待つ人で行列ができていました。現地オプショナルツアーに申し込んでよかったなと改めて思う瞬間でもありました。

 

 ガイド付き見学の開始です。まずは見学ルートをチェック!

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セキュリティゲートで空港と同じような手荷物検査とボディチェック後、入場です。ツアー料金に入場料(16ユーロ)が含まれているので、チケット購入の手間はありません。まずはガイドさんから見学ルートの説明を受けます(ガイド終了後のルートもしっかりチェック。美術館から大聖堂まで行って、さらに駅に抜けるルートが結構わかりにくいです)。そして、トイレを済ませて出発。

 

vaticano05バチカン美術館の見どころは、1階と2階に分かれています。わたしの参加した現地オプショナルツアーでは、

1階エリア: ①ピーニャの中庭
2階エリア: ②燭台のギャラリー、③タペストリー、④地図のギャラリー、⑤ラファエロの間

を訪れました。ルートは①~⑤の順番です。システィーナ礼拝堂は⑤の後に自由見学となります。

まずはじめにガイドさんの引率でピーニャの中庭へ。

 

 ピーニャの中庭でミケランジェロの傑作「最後の審判」を予習!

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緑の芝生が美しい「ピーニャの中庭 cortille della pigna」。東西南北を、美術館、図書館、新館、宮殿で囲まれています。

 

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庭の名前の由来は、北側の壁龕(へきがん)中央に大きくそびえるブロンズ製の「松ぼっくり(ピーニャ pigna)」です。

 

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ガイドツアー参加者にとってここ「ピーニャの中庭」は、あとで訪れるシスティーナ礼拝堂(ミケランジェロ作「最後の審判」・「ミケランジェロの天井画」)の予習場所となっています。システィーナ礼拝堂はガイド不可ですので、あらかじめこちらで説明を聞いておきます。中庭の隅にパネルが並んでいるのですが、こちらのパネルをもとにガイドさんが説明をしてくれます。

 

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・彫刻家であるミケランジェロが、なぜ天井画や壁画を描くことになったのか?
・「最後の審判」と「ミケランジェロの天井画」の鑑賞ポイントは?
・「最後の審判」を描いた時のミケランジェロはすでに還暦をこえていました。モチベーションとなったのは?

等々、とても面白い話を聞けました☆

こちらで、システィーナ礼拝堂の鑑賞ポイントを聞いた後、いよいよバチカン美術館の見学がはじまります。

 

 燭台のギャラリーで古代の石像彫刻を鑑賞

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「燭台(しょくだい)のギャラリー Galleria dei Candelabri」は、柱廊のアーチの下に燭台(しょくだい)、つまりキャンドルが置かれていることに由来して名付けられた展示室。廊下の両端に古代の石像彫刻が展示されており、見学者は歩きながらこれらの彫刻を鑑賞します。ほとんどがギリシャ時代やローマ時代に制作されたもので、多くが神話をモチーフにしています。

 

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ギリシャ神やローマ神を形作っている彫刻は人間のようで人間でない姿をしていて、とても面白かったです。なかでも「アルテミス Artemide」が目を引きました。

 

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ギリシャ神話の女神「アルテミス 」は、ローマ神話では「ディアーナ」と呼ばれます。英語読みでは「ダイアナ」です。月の女神として知られていますよね。実は、豊穣や多産の女神でもあるのだそう。胸元に下がっているたくさんの乳房は豊穣のシンボル。

 

 タペストリーのギャラリーでタペストリー&びっくりする天井装飾を鑑賞

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「タペストリーのギャラリー Galleria degli Arazzi」では、16~17世紀に制作されたタペストリーを鑑賞します。左手の壁のタペストリーにはイエス・キリストの生涯、右手の壁にはウルバヌス8世の生涯が描かれています。左手のタペストリーは、ブリュッセル(ベルギー)の工房で織られたもので、現在の価値にすると1枚数千万から数億円もの費用がかかったのだとか。

 

vaticano22天井を見上げると、全体がカメオのような装飾で彩られています。実はこれ、すべて”絵”なんです。彫刻のような立体感を感じますよね。

 

 地図のギャラリーには16世紀のイタリア地図がズラリ!

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「地図のギャラリー Galleria delle Carte Geografiche」では、16世紀に描かれたイタリアの地図を展示。最大3.2×4.3メートルもの大きさの地図40点が、奥行き120mの壁にズラリと並んでいます。

 

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なかには、現在フランス領となっている地域の地図も展示されています。たとえば、現在ではフランス領の「コルシカ島」ですが、16世紀当時はイタリア領だったんですね。といった歴史の変遷もこちらの「地図のギャラリー」では学べます。

 

 ラファエロの間で超有名な「アテネの学堂」をじっくり鑑賞

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ガイド付き見学の最後は「ラファエロの間 Stanza di Raffaello」。第1~4室まであります。16世紀にユリウス2世から依頼を受けた画家のラファエロが、壁や天井の装飾を手掛けており、なかでも第3室の壁画「アテネの学堂 Scuola di Atene」は必見。

 

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↑こちらがルネサンスの主要作品として名高いラファエロ作「アテネの学堂」。学問の理想郷を描いたものといわれています。描かれている一人一人の人物が、「歴史の時間に習ったなぁ」と、一度は聞いたことのある名前の人たちです。ガイドさんがしっかり解説してくれます。

 

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↑こちらは「アテネの学堂」の右端の一部を拡大したものです。作者であるラファエロ自身が描かれています。黒い帽子を被り赤い衣服をまとった、柔らかな顔つきの男性がラファエロです。こちらをじっと見つめている眼がとっても意味深な表情をしていますよね。

 

ガイドツアーの最後は小部屋で簡単な道順説明

「ラファエロの間」でガイド付き見学は終了ですが、この後、ベンチのある小部屋に行きました。ガイドさんと別れた後、どのような道順をたどれば良いか説明してくれます。システィーナ礼拝堂に行きたい場合やこのままバチカン美術館見学を続けたい場合など、それぞれの希望に応じて口頭で教えてくれます。バチカンの観光ルートは迷路のように分かりにくいので、ここでしっかり聞いておくと良いかと思います。

わたしはこの後、システィーナ礼拝堂→聖なる扉(*特別聖年限定の扉)→サン・ピエトロ大聖堂→クーポラの順で見学する予定でしたので、行き方を聞いておきました☆

 

最後に

バチカン美術館はいつも大変混んでいますので、一般の開館時刻より早く入場できる現地オプショナルツアーは観光客にとってメリットが大きいかと思います。時間を節約したい方や効率的に鑑賞したい方にはおススメです。

一般公開より30分早く入場~ヴァチカン美術館の詳細・料金確認はこちらから

 

<バチカン美術館データ>
最寄駅:地下鉄A線 Cipro駅(またはOttaviano駅)
開館時刻:9:00~18:00(チケットカウンターは16:00まで)
入場料:16ユーロ
オーディオガイド:日本語あり、7ユーロ
公式ホームページ:http://www.museivaticani.va/
*公式ホームページからインターネット予約が可能です(予約手数料4ユーロ)

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