システィーナ礼拝堂(天井画&壁画)の入場方法・見学ポイントは?

2016.12.15 
         

イタリア・ローマに近接したバチカン市国内の有名な見どころの一つ「システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)」。入場方法や見学ポイントなどを紹介します。

システィーナ礼拝堂とは?

システィーナ礼拝堂はローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿の礼拝堂。15世紀に改築した教皇シクトゥス4世に由来し、“システィーナ”礼拝堂と呼ばれています。現在でもさまざまな宗教儀式やコンクラーヴェ(教皇選挙)に使われる神聖な場所です。宗教行事等のない日は、一般公開されており、長さ40メートル、幅13メートルの礼拝堂は世界中から訪れる観光客でいつも超満員。礼拝堂内はカメラ撮影不可。

システィーナ礼拝堂

出典:http://www.allposters.co.jp/

 

システィーナ礼拝堂の入場方法は?入場料は必要?

システィーナ礼拝堂を見学するには「バチカン美術館」への入場が必要です。バチカン美術館の入場料(大人16ユーロ、学割8ユーロ)を支払えば、美術館とあわせて礼拝堂の見学も可能となります。システィーナ礼拝堂だけを単独で見学することはできません

 

バチカン美術館の入場方法

バチカン美術館の入場方法は4つです。

<予約なしで入場>
●入場窓口でチケットを購入する
*チケット購入のための長い列ができています、ご注意を

<予約入場または現地ツアーへ参加する>
バチカン美術館の公式サイトで予約する
*ガイド付きツアーもあります(日本語なし)
●現地でガイドツアーを申し込む
●日本のツアー会社で現地オプショナルツアーを申し込む(日本語あり)

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システィーナ礼拝堂とバチカン美術館の位置関係

Cappella Sistina

システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)はバチカン美術館(Musei Vaticani)とサン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)のちょうど中間に位置しています。上記地図をご参照ください。美術館見学からはじめる場合、美術館→礼拝堂→大聖堂が順路となります。

 

バチカン美術館からシスティーナ礼拝堂へのルート

地図上ではシンプルな位置関係ですが、実際に美術館内に入ると迷路のように入り組んでいます。ガイドブックなどを参考に美術館2階の奥まで進みましょう。

vaticano23

タペストリーが展示されている「地図のギャラリー(Galleria delle Carte Geografiche)」。その延長線上に位置する展示室「聖ピウス5世のギャラリー(Galleria di San Pio V)」に出ます。

 

そこから、1階の「システィーナ礼拝堂」へ続くルートは以下のとおり。

バチカン美術館館内図

(こちらの図は↑「ヴァチカン・ガイド―美術館と市国」94ページの地図に追記させていただいたものです)

ルート1
(青色)
「聖ピウス5世のギャラリー」→階段を下ります
ルート2
(ピンク色)
「聖ピウス5世のギャラリー」→「ラファエロの間(Stanza di Raffaello)」→階段を下ります
ルート3
(オレンジ色)
「聖ピウス5世のギャラリー」→「ラファエロの間」→階段を下ります→「現代宗教美術コレクション(Collezione d’Arete Religiosa Moderna)」→道なりに進みます

要所要所で「Cappella Sistina(システィーナ礼拝堂)」の道案内が出ていますので道順に従って進みましょう。ルート2や3を希望する方は誤ってルート1を辿ってしまわないように注意が必要です。人波が少なければ逆流することも可能だとは思いますが、原則は、一方通行だと思っておいた方が良いです。万一、誤ってスキップしてしまった場合は、システィーナ礼拝堂から美術館の出口方向に進み(美術館の入場口側に戻ることになります)、はじめからルートを辿ることで見学できます。

 

システィーナ礼拝堂を見学した後の出口は?

「最後の審判」(祭壇側)を背後にして、礼拝堂奥の左手のドアに進むと引き続き美術館の鑑賞ができます(美術館の入口/出口へもこちらから行けます)。一方、右手に進むと「サン・ピエトロ大聖堂」方面に出ますが、こちらのドアから外に出てしまうと美術館へ引き返すことができませんのでご注意ください。

 

システィーナ礼拝堂の見学ポイント

システィーナ礼拝堂の最大の見どころは「アフレスキ・ディ・ミケランジェロ  Affreschi  di Michelangelo」と呼ばれる天井画と、日本語で「最後の審判」と訳される壁画「ジュディツィオ・ウニヴェルサーレ Giudizio Universale」。いずれもミケランジェロの作品です。以下、簡単に見学ポイントをご紹介します。

「アフレスキ・ディ・ミケランジェロ  Affreschi  di Michelangelo」(天井画)

ミケランジェロ作「天井画」

出典:http://www.allposters.co.jp/

↑こちらは、システィーナ礼拝堂に足を踏み入れてまず圧倒される天井画。ミケランジェロが30代で描いた作品です。完成は1512年。ローマ教皇ユリウス2世の依頼でした。中央の9つに仕切られた画面には、キリストがあらわれる前の人間の歴史(旧約聖書の創世記)が描かれています。

両サイドの壁面には旧約聖書と新約聖書の物語が描かれているのですが、ミケランジェロは「キリストが現れる前の人間の歴史を描き、天井の装飾と側壁の装飾を結び付けようとした(出典:ヴァチカン・ガイド―美術館と市国)」という創作意図をもって天井画を描いたようです。

 

「最後の審判  ジュディツィオ・ウニヴェルサーレ Giudizio Universale」(壁画)

ミケランジェロ作「最後の審判」

出典:http://www.allposters.co.jp/

↑こちらは祭壇の壁面を飾っている作品。ミケランジェロが、なんと60代で描き上げた傑作です。教皇パウルス三世の強い依頼により重たい腰を上げたとか。1541年完成。

中央にいるキリストから審判を受けて、死者たちが画面下の地獄と画面上の神の国へと振り分けられる(=最後の審判)様子を描いています。

「ヌードの人体たちは解剖学的な正確さを失い、激しく誇張されたプロポーションで描かれる。背景には風景など無く、遠近法的な奥行は一切与えられていない。すべてが幻想的で、すべてが悲観的で、なにもかもが圧倒的である」(出典:神のごときミケランジェロ (とんぼの本)

 

参考になるおすすめ書籍

記事内でもいくつか引用させていただいておりますが、ミケランジェロの天井画と壁画について、”何が描かれているのか?” ”どういう背景の元に描かれたのか?”を知りたい方は、以下の書籍を参考にされると良いと思います。

 

「旧約聖書」「新約聖書」の知識があるとさらに理解が深まるかと思いますので、ごくごく初心者用の入門書になりますが、ご興味のある方はこちらもおすすめです。

 

最後に

「システィーナ礼拝堂」は写真撮影NGです。写真を撮るのが好きな方は残念に思われるかもしれませんね(わたしもその一人です)。カメラを置いてじっくり鑑賞してみましょう☆

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<バチカン美術館(システィーナ礼拝堂)データ>
住所:Viale Vaticano
入場料:16ユーロ、学割8ユーロ
公式サイト:http://www.museivaticani.va/
*開館日・時間等もこちらでチェックできます

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